お話しする男性は37歳未婚の、独身のオレさんです。
その姪っ子さん(メイさん)は2018年、23歳になりました。
写真:BCool
メイさんは結婚をされるのだが、ご結婚に至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。
その道のりを思い出しながら、涙が溢れてくるオレさん。
メイさんは、オレさんのお兄様夫妻の娘でした。
オレさんが14歳の時に姪っ子さんが生まれました。お兄さんは当時25歳だったそうです。
メイさんは当初、オレさんには全くなつきませんでした。
泣くばかりだった日々だったが、そのうちに一緒に遊ぶようになり、オレさんにとっては目に入れても痛くないほどの可愛い女の子になりました。
写真:スカっと速報
オレさんは姪っ子さんが可愛くて仕方がなくて、一緒に遊びながら楽しい日々を過ごしていました。
メイさんは7歳だった時に、お祖父さんとお祖母さんを亡くしました。
そして、11歳の時にはご両親、つまりオレさんのお兄さん夫妻が交通事故で他界されました。
オレさんのお兄さんは事故で即死、お兄さんの奥さんは事故の3日後に亡くなりになりました。
なんという悲劇でしょう。
メイさんはわずか11歳にして、最愛の両親を亡くしたのです。
写真:ママリナ
いろんな出来事が重なり、オレさんはメイさんが中学校に入学する頃にメイさんを引き取り、
同居することになりました。
メイさんは時折、夜中に起きて突然泣き出したりしていたそうです。
ご両親の交通事故を思い出して、そのトラウマが消えなかったのです。
写真:kakekomu.com
夜中に泣きじゃくり、オレさんの腕の中で泣き疲れて眠ってしまうような日々を過ごし、オレさんとメイさんとの絆はますます深まりました。
そのような和やかな日々を送り、メイさんにはそのうちに彼氏が出来ました。
メイさんは高校卒業後、看護学校へと進みました。
交際していた彼氏との愛は途切れることなく続き、その彼とは先日にゴールインと相成りました。
結婚式当日、オレさんが号泣したのは言うまでもありません。
一緒に暮らした日々が走馬燈のように頭の中を駆け巡りました。
写真:パブリックドメインQ
オレさんのお兄さん夫妻が天国で喜んでいる顔がオレさんには鮮やかに見えて、嬉しくて寂しい気持ちだったのです。
交通事故は、悲惨な人生を演出してしまうが、両親を亡くした姪っ子さんの面倒を長年みてきた男性、姪っ子さんの結婚式では、大粒の涙を流しました。
ネットでは…
「泣けるよなぁ。悲しみの人生に、幸せが訪れたとは!」
「人生って、山有り谷あり。これからが、楽しみだ」
「苦境を乗り越えたメイさんには、限りない幸せが来るだろう」
「もっと、不幸な人だって居るんだぞ。何とも言えないね。」