エヴァンゲリオンの初回アニメ放送があったのは1995年。インパクトのある明朝体デザインのオープニングムービーと、目新しいキャラデザイン、設定、考察しがいのある意味の深いストーリーが人気を呼び、もはや十年以上人気のアニメとなりました。
写真:エヴァ・インフォメーション
リメイクされた劇場版が四部作として制作されるという発表があったのが、2006年。それからすでにまた十年以上が経過していますが、現在エヴァンゲリオン新劇場版は「序」2007年公開、「破」2009年公開、そして現時点での最新作「Q」が2012年公開となりました。新劇場版もついに大詰めのところですが、エヴァンゲリオンの次回作はどのような展開になるのでしょうか?ファンの間では再び考察されています。point 268 | 1
写真:アニメ36ch
ネットの上で新劇場版を見るうえでおそらくそうであろう、とされているのはループ説です。新劇場版の作品において、すでに海が赤く染まっていることや、渚カヲルが「今度こそきみを幸せにしてみせるよ」とつぶやいている場面があることから、旧劇場版の続きの世界、それが新劇場版ではないかという見方が強い傾向にあります。
しかし設定は旧作品と比較すると変更点がたくさんあります。新キャラクターである真希波マリの存在は一体何を示すのか。これはおそらく次回作で公開される可能性があります。キャラクターデザイン担当の貞本氏のコミック連載では、おまけの漫画としてマリが登場しており、碇ゲンドウとユイの共通の知人であることが提示されています。しかしそのままその設定が次回作に反映されるかどうかは疑問です。point 409 | 1
写真:Naverまとめ
さらに、エヴァンゲリオン搭乗者であるシンジ、レイ、アスカが全員もはや人間ではない、という説も濃厚です。この点は新劇場版で指摘されています。レイはもともとクローンであることは旧作品からの継続ですが、シンジとアスカについては?と疑問に思うかもしれません。しかし、「破」においてサードインパクトを起こしたシンジは、すでに「人に戻れなくなる」とリツコに言われており、「Q」では初号機からサルベージされた存在です。アスカについてはシンジが初号機と一体化していた数十年を老いることなく14歳の姿のままで過ごしており、それを自分から「エヴァの呪い」と述べています。「Q」の最終場面においてリリンである人類が入ることができないとされる土地に降り立ったシンジ、アスカ、レイは3人で別の土地に向かうところで終わっていることから、もはや普通の人間でないことは明白でしょう。次回作はその設定についても解明されるのではと期待されています。point 479 | 1
写真:Gigazine
本来であれば「Q」と同時公開される予定であった劇場版最終作ですが、庵野監督の体調不良、そして「シン・ゴジラ」公開と重なり、公開が長引いているのが現状です。しかし、庵野監督は「必ず新劇場版エヴァンゲリオンは終わらせる」と明言しており、ファンはじっと待つしかなさそうです。
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現段階で次回作品で判明しているのは、次回は「シン・ヱヴァンゲリヲン」と表記が変更となること。そしてこのあとに音楽の譜面のリピート記号が打たれていることから、次回作でついにループ説が正しかったかどうかが明らかになると考えられています。「Q」で出てきたミサトとリツコのヴンダーと、碇司令と冬月が組むネルフとの対決の行方も気になるところです。ファイナルインパクトを阻止できるのかどうかも注目されます。「破」ではサードインパクトが実行されて世界が破壊されてしまいましたが、ファイナルとなると世界がどう変貌してしまうのでしょうか。そして今のシンジ、アスカ、レイの正体が明らかにされることでしょう。マリもおそらくは何故この世界に出現したのか解明されるはずです。新機体として出現する機体ナンバーなども注目されています。point 436 | 1