昨年までは年末になると各地でカウントダウンイベントが実施され、多くの若者たちで賑わっていました。しかし新型コロナウイルスの感染者数が再び増え続けるなかで、今年の年末年始は、外でのカウントダウンや親戚一同と初詣に出かけるなどは「三密」を招いてしまう為避けたいところ…
外出自粛によるおうち時間が増えたこともあり、様々なことにおいてオンライン化がいっきに進んでいますが、じつは「初詣」や「年末年始」のイベントも例外ではないようです。
収束の兆しが見えないコロナ禍、混雑する場所は避けたいもの。そうした世相を受け、各神社とも三密回避や感染防止のためのさまざまな取り組みを実施しています。通常より前倒して年内から縁起物の授与を行う「幸先詣」や、参拝を控える人のために祈祷したお札の郵送にも応じるなど、これまでにない様式を取り入れているところもあるようです。
例を挙げると、浄土宗の公式サイトの「バーチャル除夜の鐘」。
これはサイト上で鐘を108回叩けば、プレゼント応募の画面が表示されるというもの。画面上の撞木をクリックすると数字がカウントされる仕組みです。他にも、「オンライン初詣」や初詣を「ライブ配信」など今までにはなかった計画が進められています。
このように2021年の初詣は「リアルからオンラインへ」の動きが活発になっています。コロナウイルスが生活スタイルを大きく変えている中の年末。今年は静かな年越しになりそうです。