日本テレビ系演芸番組「笑点」の新メンバーが1日、発表されました。BS日テレ「笑点特大号」の若手大喜利に出演していた落語家・桂宮治が“昇格”しました。
この日、放送された同局系特番「お正月だよ!笑点大喜利祭り」の番組内で発表されました。2016年5月から昨年末で5年7か月間、大喜利メンバーを務めてきた林家三平(51)の後任になります。
リモートで出演した桂宮治は「何で呼んでくれないんですか。自宅の子供部屋の机の前です。頑張ります。師匠方よろしくお願いします」と話しました。23日の放送から登場する見込みで、春風亭昇太から一般人からの知名度不足を指摘され「踊る!さんま御殿!!」「人生が変わる1分間の深イイ話」「世界まる見えテレビ特捜部」などのバラエティ番組への出演予定を告げられました。
宮治は落語芸術協会(春風亭昇太会長)所属の若手真打ちで、昨年2月に同協会の落語家では昇太以来、29年ぶりの抜てき(5人抜き)真打ちで話題を呼んでいました。寄席での真打ち昇進披露興行では、笑福亭鶴瓶、立川談春ら豪華ゲストが花を添え、40日間では連日満員でした。宮治も毎日ネタを変え、爆笑を巻き起こしました。昇太が期待する若手真打ちの一人で、「頑張っている若手にはどんどん出番を与えたい」と今年2月には昇進後初のトリを務めることが決まっています。
宮治は化粧品のトップセールスマンをしていたが31歳の08年2月に桂伸治に入門し、12年3月に二ツ目昇進し、半年でNHK新人演芸大賞・落語部門で大賞を受賞しました。その後、柳亭小痴楽、神田伯山ら11人のユニット「成金」で活動し、二ツ目ブームの中心的な存在となりました。
現在、BS日テレでは「笑点特大号」で若手大喜利を行っていて、期待の若手が切磋琢磨しています。昨年末で大喜利メンバーを卒業した林家三平は若手大喜利経験はなかったが、過去には若手大喜利メンバーからの“昇格”は多く、過去に林家たい平、春風亭昇太(司会)などがおり、基本的な流れでもあります。
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