世の中には女性のニーズを捉えて大ヒットした商品が数多ありますが、そうした商品を社内で通して発売にまで持っていくのは結構大変なようです。
8月7日の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)では、お菓子メーカーの商品開発部に所属している会社員から「新商品のテーマで『女子校生や子供にウケるもの』や『オシャレ路線』などを要求されるが、部署には男性が多く、決定権もおじさんが握っているため、何を提案しても首を傾げられる」というお悩みメールが紹介されます。
マツコ・デラックスさんは「テレビ局なんて最たるもの。『女性目線で!』って永遠に言い続けている」とターゲットのことをよく理解していない人達が、会議で議論している様子は珍しくないと口にしました。
マツコさんは、「これからの時代は女性を登用しなければいけない」という意識が普及してきたため、各企業では女性活用に積極的に取り組んではいるものの、
「女性が活躍するには老害ジジイ共を退場させないと新しい時代にはなりません」と、中高年の男性社員がいなくならい限り変わらないと指摘します。
一方で「女性の政治家なんて頭の中は男性だから。『女性の味方です!』って言ってるけど、やってることは男と変わらない」と、政治や会社の中で中心メンバーをなるような女性は、男性主導社会の中で戦い抜いてきたため、男性よりも男性的な考え方を持っている人もいるというマツコさん。
女性が活用できる世の中になってきているが、本当の意味での女性目線的な意見が出てくるかは難しそうです。
そこで、有吉弘行さんは、「AIが普通の主婦の気持ちを集めてきて、勝手に決めればいい」と人間が知恵を絞るよりもAIのほうがベターなアンサーが出せると語りました。
・女性社員達の忠告や反対意見を無視して強引に好みを押し通して作った広告が、下品や女性差別だと言われて大炎上すること多いもんね。
・マツコさんに強く同感します‼
・某所でおっさん達が「ジジイ差別」とか言ってて吹いた笑
・役員ジジイの最終面接で、女子学生が落とされまくっている。事務仕事や秘書以外の女は要らないようだ。
と、視聴者からはこのようなコメントがよせられています。
女性活用が叫ばれるようになって久しいが、企業側の意識はなかなか改善されていないようです。ただ、女性の管理職が増えない原因には、女性側の意識も影響しているかものしれません。「将来管理職になりたい」という女性社員は少ないようです。
働き方を見直さずに、人材の多様性や女性活用を謳うことは順序が間違っています。企業はもう一度、従業員の働き方を見直すことが不可欠でしょう。