時代が令和でも、自宅前で暴◯を受けたりと、アイドルの受難は珍しくなくそんな中でも岡田奈々の密室監◯事件は、数々の謎もあって衝撃度は断トツでした。それは1977年7月の早朝で、岡田の所属事務所の元社長が当時を振り返りました。
当時18歳で、清純派アイドルだった岡田の部屋に犯人が侵入したらしく「泣きながら“早く! 早く!”と言うんです。彼女の三田のマンションに行くと、警察が来ていて、両手から血を流した奈々が佇んでいて、すぐに救急搬送されました。“殺されると思って、とっさに犯人の包丁を握った”と言うんです。」と元社長の元に電話がかかってきたそうです。
結局、犯人は捕まっていなくて、未だに正体は謎のままですし、どうやって部屋に入ったのかも謎のままだと言います。警察はマンションの上からベランダ伝いに部屋に入ったというのですが、彼女の部屋は8階だったのにもかかわらず、どうやってそんな危険なマネができたのか謎が深まりました。
岡田は、暴◯は一切されていないと主張し、彼女が包丁を握ったので、犯人もひるんでパニックに陥ったと考えられ、犯人は奈々のケガの手当てもして行ったと言います。しかし要は完全な被害者のはずが、その後、岡田の人気は下降線をたどりました。
これは数日後の会見で、縛られて5時間監禁され脅されたことや、岡田が“お金ならあげるわよ”と言ったことなどが明かされました。また岡田は、犯人から手当てを受けたことや体を触られていないことも明かしましたのですがこれが裏目に出たのか、“本当になにもなかったの?”“なにか隠しているんじゃないの?”と、世間は面白がって思い巡らせたそうです。マスコミもいまのようにコンプライアンスという考えがなく、無責任に報じ、加えて岡田が“清純派”だっただけに、噂や想像が一人歩きしたそうです。
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