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川崎通り魔殺傷事件で死亡した外務省職員小山智史さんに悲しみの声「日本外交の大きな損失」


川崎市多摩区の登戸駅周辺で、小学生の女児ら19人が刺され、小学生ら2人が死亡し、17人が重軽傷を負った事件で、小学6年の女児(11)とともに亡くなった小山智史さん(39)は外務省職員で、ミャンマー語の専門家だったといいます。彼の突然の死に各界から悲しみの声が届いています。

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外務省HP

小山さんは宮崎市の小中学校、県立宮崎大宮高校を卒業後、東京外大を経て、2004年に外務省に入省。ミャンマー語を駆使する外交官だったそうです。小山さんはこの日、カリタス小学校に通う我が子を送りに来て、凶行の犠牲になりました。小山さんの子どもに怪我はなく、我が子を守り凶悪な殺人の犠牲になりました。point 202 | 1

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シェアニュースジャパン

この悲しい訃報に、政界をはじめ多くの悲しみの声が集まっています。外相時代に小山さんがミャンマー語の通訳を担当した岸田文雄氏らが、小山さんの死を悼み、岸田氏は「あの元気で明るく活躍していた姿を思い返すと、信じられない思いでいっぱいだ」と綴っています。

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ぽんぽんブログ

また外務省のホームページによると、小山さんは外務事務官として14年に宮崎県内の高校を回り、「外交官の仕事」といったテーマで講演活動をしていました。その際に参加していた生徒たちからは「海外に行くことに興味が湧いてきた」「分かりやすい説明で、今までで一番楽しい講演だった」「いきいきと話されているのを聴いて、仕事に誇りとやりがいを持って取り組んでいるのだと思った」というコメントが寄せられていました。point 255 | 1

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黒白ニュース

他にも政界から以下のような多くのコメント寄せられています。

「外相時代、縁のあった小山さんが亡くなられたことは誠に残念で、心からご冥福をお祈りしたい。あの元気で明るく活躍していた姿を思い返すと、信じられない思いでいっぱいだ」- 岸田文雄・自民党政調会長

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「ミャンマー語のスペシャリストで、大変優秀な若手でありました。本当に残念なことで、ご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご家族にお悔やみを申し上げたいと思います。外務省として、ご家族にできるかぎりのサポートをして参りたいと思いますし、本当に残念であります」- 河野太郎外相

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「日本・ミャンマー議連会長の私も、いろいろな局面で一緒に仕事をしてきた。お世話になりました。日本外交の大きな損失です。ご冥福をお祈りします」 – 逢沢一郎・外務副大臣

毎日新聞

「外務省担当だった数年前、大変お世話になったミャンマーの専門家です。取材を超えて、ミャンマーに関心を寄せる友だちの一人としてお付き合い頂きました。今も信じられず、涙が止まりません」 – 武田肇さん(朝日新聞ソウル支局の記者)

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「日本とミャンマー、貴重な両国の優秀な人材を亡くしました。交流ある方を殺人で失うのは初めての事で、怒りと悲しみと虚しさが混在します。ご親族と同僚方の哀しみを思うと沈痛な思いです。心よりお悔やみ申し上げます」 – 渋谷ザニーさん(ミャンマー出身のファッションデザイナー)

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日本のミャンマー外交を背負う1人になったであろう、優秀な人材の未来が痛ましい身勝手な事件によって奪われたことに憤りが隠せません。