職場の上司が亡くなりました。
ネット上で話題となっているスレッドを作成したAさんは、「職場の上司が亡くなりました。僕はサイコパスなのでしょうか?」というタイトルでネットユーザーの注目を集めました。
「こんにちは。20代後半の男です」とスレッドを書き始めたAさん。
Aさんは4年制大学を卒業後、すぐに就職したといい、中小企業に就職してから約2年ほど社畜のように働いたといいます。続けて、「職場には、業務を見てくださる課長がいました。しかしその上司は性格が悪く、僕をイジメるかのように酷い言葉を浴びせてきました」
「業務的に僕に不足している部分を指摘してくださるのですが、仕事が多くなるシーズン(祝日や年末)になると怒鳴りつけるかのように指摘するため、新入社員や部署内でも怒るとヤバい人として有名でした」
「また、僕は入社前から病気を患っているのですが、そのことについても『身体の弱いやつは上司の命令に従わない。だからミスをするんだ』と馬鹿にしてきました」
「恥ずかしくも、すごく辛くて憂鬱になり、20代後半ですが退勤後1人で泣いた日もありました」
「それでも静かなときは面倒を見てくださる上司でしたが、僕の目には怒ったときに酷い言葉を浴びせ、イジメる姿のほうが大きく映る存在でした。ストレスから『殴りたい』『殺したい』と思うことが何度もありました」
「ところが先週、突然課長が亡くなったのです。急性心筋梗塞で。過労が原因ではないかということでした」
「葬儀場に行くと喪主の奥さんと幼い息子、娘たちがいたのですが、子供たちを抱えながらも慌ただしくしている様子を見て涙が出ました…。酷いイジメに遭って、辛い思いをしてきたはずなのに」
「ところが、葬儀場を出て家に帰る途中でその悲しみの感情が安心感に変わっているのを感じました。」
「『もうイジメられないんだ』『課長として他の職員が来てくれたら嬉しいな』といった思いを超えて、『いなくなって本当に良かった』と思ってしまったのです。その瞬間、憂鬱感が一気に無くなりました」
「しかしふと冷静になってみると、そんなことを考えている自分に嫌気がさし怖くなりました。少し前に連続殺人事件のニュースを見て、犯人はサイコパスだと言っていた僕が…事件で亡くなった子供たちを見て涙を流していた僕が、そんな感情を抱くようになり狂ってしまったのではないかと」
Aさんは最後に、「精神科に行って診断を受けるべきでしょうか…僕はおかしいのでしょうか?会社を辞めた方がいいのでしょうか?」とネットユーザーに問いかけました。
これを見たネットユーザーは、「正常です」「極めて正常だと思います」「すでに亡くなっているので、そういった感情になるのも仕方ないかと。あまり自分を責めないでください。これまでたくさん苦労してきたのですから」といったコメントを残しました。
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