「NHKから国民を守る党(N国)」党首の立花孝志参院議員(52)が24日午後、高須クリニックの高須克弥院長(74)と、ライブ動画配信サービス「ニコニコ生放送」で初討論したことが明らかになっています。
この対談にはネット上でも注目されていましたが、立花氏の口からはどんなことが語られたのでしょうか?
マツコ・デラックス(46)が生出演中のTOKYO MX「5時に夢中!」のスタジオ付近で、立花氏が抗議活動を繰り広げていることに対し、
高須氏はマツコへの「営業妨害」と非難。ツイッターで批判すると、立花氏からブロックされたため、メディアでの討論を呼び掛けて、ついに今回の対談が実現しました。
そして、24日、白いシャツに白いジャケットを羽織った高須院長に対して、立花氏はダークスーツ姿で登場。
立花氏が「放送法第4条に違反している」とTOKYO MXを糾弾したのに対し、
高須院長は「立花先生には失望しました。僕の友達も参院選で(N国に)投票したけど、みんな後悔しています」とタレントのマツコ・デラックスを批判する立花氏に真っ向から反論するなど、ガチンコ対決となりました。
立花氏が週刊誌に対する訴訟を予定していることに対する高須院長の見解に対して立花氏が激高。
「違反と犯罪の違いも分かっていない。(2時間30分の番組を)1時間にしてもらってもいいですか? 高須先生と僕の考え方は違う」と声を荒らげるなど、かみ合わない場面も多発しました。
また、マツコに対しては、「合理的な理由がないのに、一個人の意見を公共の電波を使って言っている」と重ねて抗議。
「今回は有権者がバカにされている。公共の電波を使って。政治家としてバカにされた有権者の先頭に立っている」と立場を主張しました。
さらに高須院長は、元衆院議員の東国原英夫や「爆笑問題」の太田光もマツコと同じような意見をメディアを通じて発信したと指摘。
マツコだけをターゲットにする立花氏に対して、
「あんまりクリーンなやり方じゃない。東国原さんや太田光さんを相手にしない」と不満をぶつけました。
すると東国原や太田について、立花氏は、
「(マツコほど)数字がないから」と出演番組の視聴率など、一般的な支持数の差を強調。
「数字を持ってない人とイチイチやっている時間はない」と、マツコを相手にしている理由を説明しました。
それでいて「太田光さんの芸風には愛情を感じている」と、ファンであることを付け加える場面もありました。
二人の対談は1時間半の舌戦となりました。
最終的に、この討論会に対して「どちらの意見にうなずけますか?」とニコ動側が集計したところ、高須院長支持は10・8%に対して、立花氏は73%で、どちらでもないは16・2%だったといいます。
それでも高須院長は「友達が攻撃されていると助けないと。どこかで借りを返さないとと思っていたので、借りを返せたかな」と話しました。
一方、立花氏は自身を「権力者」としたうえで、
「権力者に一民間人の方がこうして立ち向かってきてくれた」と高須院長を評価しました。
高須院長の討論呼びかけで実現したこの対談は、ガチンコ対決となり視聴者からも多くの反応が見られました。
・太田さんは別にして東国原さんが数字持ってないのは高須院長も同意してたな。
・目的の為なら手段を選ばない。当然賛否はあるでしょう。個人的には、節度のない人間は嫌い。
・合理的な理由なんて、N国にだってないと思うけどな。太田批判しないのはファンというか、連携を模索する橋下氏の所属事務所トップだから。自己都合的な合理性でしか物事を考えてない。じゃなきゃ、公共の概念がないか、ドコかおかしい。