大手映画4社で作る日本映画製作者連盟(映連)は28日、2019年の興行収入が2611億8千万円(前年比386億9千万円増)となり、現在の発表形式に変わった00年以降で過去最高になったと発表しました。入場者も1億9491万人(同2570万人増)を記録。1億9千万人を超えたのは、1971年以来48年振りだといいます。
映連によると、邦画と洋画のシェアは54・4対45・6とほぼ前年並み。
邦画と洋画を合わせた興収のトップは新海誠監督の新作アニメーション「天気の子」(140億6千万円、現在上映中)でした。
また、洋画の1位はディズニーアニメの続編「アナと雪の女王2」(127億9千万円、同)。
邦画上位10作のうち東宝関連が7作、洋画上位10作のうちウォルト・ディズニー・ジャパンの配給が6作を占めました。
1位:天気の子(139億円)
2位:アラジン(121億円)
3位:トイ・ストーリー4(100億円)
4位:名探偵コナン紺青の拳(93億円)
5位:ライオン・キング(66億円)
6位:ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生(65億円)
7位:アベンジャーズエンドゲーム(61億円)
8位:キングダム(56億円)
9位:劇場版ONE PIECE STAMPEDE(55億円)
10位:映画ドラえもん のび太の月面探査記(50億円)
11位:ジョーカー(48億円)
12位:マスカレード・ホテル(46億円)
13位:ドラゴンボール超ブロリー(40億円)
14位:シュガー・ラッシュ:オンライン(38億円)
15位:翔んで埼玉(37億円)
16位:記憶にございません!(35億円)
17位:ワイルド・スピードスーパーコンボ(30億円)
18位:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(30億円)
19位:名探偵ピカチュウ(29位)
20位:コンフィデンスマンJP(29位)
昨年6月には多くの映画館で入場料金を100円値上げしたにもかかわらず、興行収入も入場者数も好調。
その背景には、興収100億円超のメガヒット作品が相次ぎ、大都市に進出してきた大型シネコンが普及したことが背景にあるとのことです。
このニュースを見た人の反応は…
「最近はネットフリックスやアマゾンプライムビデオなど、自宅やスマホで映画を見ることが多いですが、最近スターウォーズを映画館で見ました。やはり映画館で見ると迫力が違います。4DXなど新技術が導入された映画館も増えているので、今後もいい映画は映画館で見て、少しでも映画産業、映画館産業が盛り上がってくれると嬉しいです。」
「よく行く映画館では最近は何回観ると無料とか、ドリンクとか買うと高確率で当たったりと結構太っ腹なサービスをやっている。無料チケットなんて減るもんじゃないのでいいことだと思う。そしてやっぱり大きいスクリーンで観た方が楽しいので前より行く機会が多くなった。」
「映画館で見るという体験の価値が以前よりも、向上していると、個人的には思います。作品を見るだけでない価値です、この価値をさらに、向上していけば、ネットでの動画配信との差別化も、図れるのではないかと思います。」
など、今の映画館には行く価値があるというコメントが多く見受けられました。