大分市の高崎山自然動物園で、餌をやる寄せ場に本来寄ってくるはずのサルが現れなくなってきているといいます。どうやらサルらちは、サル数を抑制しようと餌の量を年々減らしてきた園に対しいじけてしまい、山奥に引きこもり「ストライキ」に入ってしまったようです。
サルがまさかの「ストライキ」!?
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このようなサルの「ストライキ」が原因により、書き入れ時の7、8月の来園者は例年より計1万人以上も減り、普段は穏やかな園で緊張感が高まっているといいます。園によると、高崎山はもともと農作物を荒らす野生のニホンザルに餌付けし、観光資源にした施設。山にはB群(約640匹)とC群(約590匹)が生息し、寄せ場には午前にC群、午後にB群が現れるのが一般的でした。
今年の春からサルの行動に異変が…
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異変が顕著になったのは今春以降。C群は毎月10日ほどの「欠勤」が続き、9月は連続11日を含む22日間、10月も12日間、姿を見せなかったそうです。B群も来ない日があるほか、わずかな時間で山に帰っていくなど不安定な状態が続いています。園では、一時2千匹を超えたサルを800匹まで減らそうと約30年前から1匹あたりの餌を少しずつ減量。このせいで、職員はB群で餌への不満が爆発したため、餌が豊富な夏から秋にかけて山奥に引きこもるようになったと推察しています。point 309 | 1
来場者の大激減で悲鳴
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このようなサルの減少で、来場者数にもかなり影響が出てしまっているようで、7月は1万4166人(前年同月比4573人減)、8月は3万1290人(同6758人減)、9月は1万3421人(同4059人減)となっています。園は今夏、デザートの芋を「紅あずま」などのブランド芋に変え「スイーツの魅力」でサルを誘ってきたものの、結果には結びついていないそうです。園側は今後も対策を考えるということですが、サルの「ストライキ」はかなり頑固っぽいですね。point 294 | 1