6月10日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で長時間、女性がパンツを見せ続ける事態が起こってしまったようです。VTRを見ていたMCのマツコ・デラックスさんと『関ジャニ∞』の村上信五さんはたびたび指摘し続けていたが、番組サイドは放送内容に編集を施すことはありませんでした。これに対し視聴者からは「下品」などと批判の声が上がってしまったようです。
見た事ない物
この日の番組では「言われてみれば見たことがないもの」を検証する企画を実施しました。このうち麻雀で、指の感触だけで牌の種類を当てる「盲牌」にちなみ、椅子の上に物を仕掛けて女性を座らせ、尻の感触で物体を当てさせる「ケツ盲牌」ができるか確かめました。これに挑戦したのはタレントの青山めぐさん。「お尻は敏感だから大丈夫」と自信に満ちた表情を見せ、その後、受話器、サインペン、スプーン、ルービックキューブ、カスタネット、ルンバを次々と当てていきました。
この日の青山さんは花柄のミニスカートに身を包んでいました。自身のツイッターアカウントでこの日の衣装を公開しているのです。しかし、撮影時のカメラのアングルがやや低かったのか、青山さんが赤い椅子に座るたびにスカートの奥からパンツがチラチラ見える展開になってしまったのです。
VTRを見ながらマツコさん、村上さんは「パンツ見えてる!」「ずっとパンツが見えてるんだけど!」と叫び続けていました。番組スタッフによると、パンツは見えても問題ない〝見せパン〟だったというのですが、この後、透明の椅子に座らせ真下からカメラで撮影したところ、青山さんの事務所は「カンカン」だったというのです。村上さんは「当たり前やろ!」と一喝していました。
放送の可不可
放送の一連の流れに対し、男性視聴者からは「俺は面白いから全然OK派」「テレビの前に全員集合」「ケツ盲牌、アホなキャバクラで流行しそう」などと投稿がありました。これは男の性なのでしょうか?終始「パンチラ」が続いたことに興奮していた様子の方が多く目につきました。
しかし、一方で女性を中心とする視聴者からは、「ケツ盲牌 放送して大丈夫なん」「青山めぐちゃんに対するセクハラだけは真面目にくそ気持ち悪いな」「いつにも増して品がない」「最近、ネタのレベルダウンが目立ってきてたが、とうとうパンツ見せて数字取ろうとするようになったか…」「明らかにセクハラというか、いくら本人がOKだとしても悪ノリが過ぎるでしょ」「ディレクターがパンチラ撮りたいだけじゃん… ニヤけながらしゃべっとるのが腹立つ」という批判やあまりのくだらない企画に呆れている声も多く上がっていました。
このところ視聴率の苦戦が囁かれる日本テレビだけに、放送倫理など気にしてはいられなかったのかもしれませんが、『女性軽視』ともとれる撮影の仕方は今の世間から批判を浴びてもおかしくない結果になってしまったようです。