当たるも八卦、当たらぬも八卦の八卦とは古代中国から伝わる占いの基礎であり、天気予報のように過去のデータに基づいて形成されていきました。体で作られたデータ、ほくろを元にして考えられたほくろ占いについて紹介します。
占いとして見るほくろとは
ほくろは皮膚の一部に、メラノサイトやメラニンが集中することで生まれます。紫外線や化粧品などの刺激を受ける、あるいはメラニンが上手に出せないときにメラノサイトが過剰に活性化すると、作られたメラニンががほくろとして残ります。手相のようにほくろの位置にも意味があり、運勢や今後の傾向を測るのがほくろ占いです。先天性のほくろは人生の運や生まれ持った性格、才能を示し、成人後に出来たほくろは後天的に身についた才能、自覚した性格などを表します。生活環境や心境の変化によってはほくろは増え、心理的に大きなショックを受けるとストレスぼくろが出来る可能性もあります。膨らんでつやのある黒い生きぼくろと反対に、平べったく色の薄い死にぼくろは不運を表します。死にぼくろがある位置は生きぼくろと反対の結果を意味しますが、努力をすれば悪運を回避することは可能です。point 437 | 1
額の生え際から目の下までのほくろ
額の生え際のほくろは引き立て運の良さと、対人トラブルの起きやすさを暗示しています。仕事運などがいい一方で、仕事人間になりやすいほか、惚れっぽさ、血縁関係の問題を示している場合があります。女性の場合はキャリアウーマンになりやすく、交際相手は最良の人や見栄っ張り、浪費家、一発逆転の機会があるなど様々です。
眉のほくろは金運が弱いものの、投資に関しては慎重に検討すると戻ってくる傾向が強いです。助力の得やすさや、特に眉間のほくろは健康的に生活を送ることができます。強気な性格から謙虚な姿勢を取ることで、より運勢が上昇します。眉尻も浪費家を表しますが、右側は観察眼やセンス、左側は文章力に優れていることを示唆しています。眉の下は財産運が良く、遺産相続がしやすい位置です。下まつ毛の内側は男女トラブルに発展するほどに、寂しがりやな場合があります。泣きぼくろは恋愛体質で、異性に関心が深い性格である場合があります。目頭や眼尻、涙袋と呼ばれる涙堂のほくろは仲の良い夫婦関係や家庭を築く傾向があり、涙袋よりもやや下、頬は明るく社交的な性格です。point 363 | 1
耳から顎までのほくろ
耳の外側は頭脳明晰、内側は人気運の高さやスタイルの良さを示します。耳の穴に少し被っている小さな出っ張り、耳絃は親と意見が合わずにトラブルを起こす可能性や、慎ましい生活を送る必要性を示しています。金運を示す耳たぶのほくろは肉付きが豊かだと、巨万の富を得やすく晩年運が安泰となりやすいです。
鼻のほくろは浮気ぼくろなど目移りのしやすさを表し、異性に好かれやすいことから家庭には気をつける必要があります。小鼻の横のほくろは節約家など、貯蓄に困る可能性は低いと読み取れます。
頬は社交性に重きが置かれ、頬の下部は社交性や根気強さからストーカー気質である可能性を暗示しています。胃腸が弱いときに、ほくろが現れやすい位置も頬の下部です。口は食と縁に関わりがあり、ご馳走することが多い、芯が強い、対話に長けるといった特徴を見ることができます。
唇にほくろがあると夫婦円満で過ごしやすく、一生食べ物に困らない傾向が強いです。おしゃべり上手な一方で対人関係でトラブルを生むこともしばしばあり、嫉妬深さを伴いながらも衣食住などの全体的な運のバランスが整っています。顎のほくろは時間を重ねるごとに運が上がりやすく、大器晩成型で、リーダーシップを生かして年下との仲が深まりやすい傾向にあります。
まとめ
ほくろは個人の生活環境や心境などに由来するという考えから、占いの材料として性格や未来、運勢を大まかに予知することができます。人の印象を左右する力があることから、予言をすることで未来を導くとも捉えられます。占いとして見ることがなくてもほくろは皮膚がんとして現れる可能性もあり、ほくろはまったくの無意味なものではありません。