ドラマや映画などで高い演技力を発揮し、多くの視聴者をとりこにしている水谷豊(みずたにゆたか)さん。
役者として人気を集めながら、歌手や映画監督としても活動するなど、幅広い活躍も見逃せません。
ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズで活躍中の水谷豊さんは、柔らかく優しい印象で、若い頃は爽やかなイケメン俳優として人気を集めていました。
熱血刑事役や教師役を熱演し、若い女性からの支持を集め、演技力の高さと共に一躍スターへと上り詰めます。
1968年に放送されたドラマ『バンパイヤ』(フジテレビ系)でデビューした水谷豊さんは、以降、『傷らだけの天使』(日本テレビ系)や『赤い激流』(TBS系)などに出演しています。
中でも、特に人気を集めたのが、教師役で出演したドラマ『熱中時代』(日本テレビ系)です。
作品自体の面白さだけでなく、水谷豊さんのカッコいい演技が話題となり、最終回の視聴率は46.
7%を記録。現在でも語り継がれています。
また、『熱中時代』はそれ以降の学園ドラマにも影響を与えたといわれており、名実共に水谷豊さんの代表作になりました。
映画では、1976年に公開された『青春の殺人者』や2013年公開の『少年H』に出演し、多くの観客を魅了しています。
さらに、タップダンスをモチーフにし、2017年に公開された映画『TAP THE LAST SHOW』や、2019年公開の『轢き逃げ 最高の最悪な日』では監督も務めており、役者以外での代表作も今後増えていくかもしれません。
そのルックスと演技力の高さで人気を集めている中、1977年に『はーばーらいと』で歌手としても活動を開始している水谷豊さん。
その後も『やりなおそうよ』や『表参道軟派ストリート』などをリリース。中でもドラマ『熱中時代・刑事編』(日本テレビ系)の主題歌に起用された『カリフォルニア・コネクション』は、ドラマと同じように大ヒットしました。
また、ドラマ『熱中時代・教師編Ⅱ』(日本テレビ系)の主題歌『やさしさ紙芝居』も多くの人に愛されています。
一時期は俳優活動に専念するために歌手活動は休止していましたが、現在は再開。セルフカバーアルバム『TIME CAPSULE』には、『カリフォルニア・コネクション』と『やさしさ紙芝居』も収録されており、いまなお愛されている名曲です。
水谷豊さんは1979年に放送されたドラマ『熱中時代・刑事編』で共演した、アメリカの俳優・ミッキー・マッケンジーさんと1981年12月に結婚。しかし、1986年5月、2人は結婚生活に終止符を打ち、離婚しました。
その後、1989年にアイドルグループ・キャンディーズの元メンバーである伊藤蘭(いとうらん)さんと再婚し、その1年後に長女を授かっています。
長女の趣里(しゅり)さんは、両親と同じように役者として芸能界で活動。2011年に放送されたドラマ『3年B組金八先生ファイナル』(TBS系)や『ハンチョウ〜SERIES4〜』(TBS系)などを始めとした多くの作品に出演しています。
「ブラックペアン」第2話本日9:00より放送です。よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/7KwEAMTNqE
— 趣里 Shuri (@shuri_0921) April 29, 2018
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趣里さんはデビュー当時、両親のことを隠して活動しており、水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘だと知られたのは、ドラマなどで注目されてからのことです。
インタビューの際には両親にまつわることは答えないなど、徹底して自分の実力だけを見てもらうように行動しているようです。
近年ではドラマ以外での活躍も多く、主演映画『生きてるだけで、愛。』では初のヌード姿を披露し、大きな話題を集めました。
二世俳優ではなく実力派俳優として、今後の活躍に多くの人が注目しています。
水谷豊さんの代表作として高い人気を誇るドラマ『相棒』シリーズは、シーズン17を迎え、いまだ人気が衰えることがありません。現在はTV放送されていませんが、歴代シリーズが動画配信サービスで配信されており、好きな時に好きなエピソードを見ることができます。
また、監督、脚本を務め、出演もした映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』が2019年5月10日に公開されるなど、多岐にわたる分野で活躍。2019年9月13日には、短編時代小説をドラマ化した『無用庵隠居修行』の第三弾『無用庵隠居修行3』(BS朝日)の放送が決まっています。
刑事ドラマから時代劇まで、幅広い演技を見せてくれる水谷豊さん。伊藤蘭さんとの夫婦共演や、趣里さんとの親子共演などにも期待しながら、これからの水谷豊さんの活躍を応援していきましょう。