大ヒット曲「伝説の少女」を歌っていた頃、まさに伝説の少女そのものといった清楚な美少女ぶりで人気を博していた観月ありさは、その美しさに大人の艶やかさを加え、今や演技派女優の一人として活躍しています。美少女ブームの時代から、群を抜いたスタイルの良さと10等身近いとも噂される見事な等身バランスとで、顔立ちの美しさと共に欧米人に匹敵するモデル体型を誇っていました。
写真:trend-geino.com/archives/3068
その完ぺきとも言える容姿は今なお際立つものがあり、特に、日本人離れした等身バランスから「観月ありさはハーフ」と考えている人が少なくないと言われています。実際、美少女ぶりが騒がれていた頃から、どことなく神秘的でエキゾチックなムードと共に当時の日本人では特に珍しかったスラリとした等身バランスによって、ハーフと思っていた人は多かったと言われますが「ハーフなのは観月ありさの母親」という事実も、かなり以前からささやかれていました。ハーフの母親と日本人男性との間の娘ということで、観月ありさ自身は「クオーター」ということになります。
写真:pinky-media. jp/I0004428
観月ありさの母親は日本人と米国人とのハーフで、娘同様、大変華やかで美しい容姿を持つ女性と言われていますが、観月ありさの父親とはうまく行かなくなってしまい、観月ありさがまだ幼いころに離婚してしまいます。その後ほどなく母親は再婚し、実父でなく母親に引き取られていた5歳の観月ありさには義父ができました。残念ながら、この義父は義理の娘の人気ぶりを利用し、のちに金銭トラブルから裁判沙汰にまで至ってしまいます。小役モデルとして早くから芸能界デビューしていた観月ありさは、母親の再婚後以降、ますます売れっ子となり、収入が急激に増加していきましたが、そのことが逆に両親の間での金銭を巡るいさかいを増やしてしまったと言われています。やがて母親は13歳年下の男性と同棲するようになり、ある事件を起こして同棲相手と共に逮捕されてしまいます。
写真:sunpluto. com/archives/3762
母親の逮捕当時、観月ありさは既に日本のドラマ界には無くてはならない女優の一人になっており、芸能人の身内の不祥事をこぞって取り上げる週刊誌やワイドショーも一時的には大騒ぎしたものの、観月ありさの人柄と周囲の温かい配慮によって、興味本位に取り沙汰され続けるといった雰囲気は長続きせずに、騒動そのものは次第に下火になって行きました。とは言え、家族絡みのトラブルそのものはその後も観月ありさの周囲で続いてしまい、母親の逮捕前からさかのぼって列記すると、娘が稼いだ数億円とされる資産を義父が使い込んだことで裁判となり、観月ありさは、義父との養子縁組を解消しています。
写真:anincline.com/mizuki-arisa/
そして母親の不倫と逮捕があり、母親と義父との正式な離婚は、母親が執行猶予付きの有罪判決を受けたのちになります。この離婚においても、金銭トラブルが持ち上がったことで、かなり長引いてしまったと言われています。その後、母親は観月ありさから資金を出してもらってバーを始めたと言われますが、今度は、縁が切れたと思った義父のほうに警察沙汰が持ち上がります。なんとバカラ賭博で逮捕されるという不祥事で、戸籍上は既に無関係となっていたものの、一時期は義父だったということで、またも騒ぎの種となってしまいました。
写真:eiga. com/person/71992/
芸能活動としては順風満帆で、大人の美しさが際立つほどに新たなファンも増やしていった観月ありさですが、家族関係には恵まれなかった面があったようで、その苦労を押し隠して、ドラマでは明るく活躍する女性なども演じていたことになります。彼女の名前は、実の父親が「明るく、利発で、爽やか」な人に成長して欲しいという願いが込められ、それぞれの漢字の頭の文字をとって「ありさ」と名付けられたと言います。彼女はまさに、その通りの生き方を頑張って貫いている美しい女性となっています。