テレビ東京の人気アナウンサーであった大橋未歩さんが2017年9月で退社する意思であると突然発表されました。アナウンサーという自らの夢を叶え脳梗塞を患っても現場復帰を果たし、更にはアナウンス部主事にまで昇進した彼女はなぜ退職を選択したのでしょうか。
大橋未歩さんとはどんな?
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未歩大橋さんの出身地は兵庫県神戸市で1978年(昭和53年)8月15日生まれです。神戸女学院中学・高校を卒業するという才女ですがその頃に起きた1995年に兵庫県南部地震で被災、九死に一生を得るも避難所生活を3ヶ月も耐える中で入浴すら出来ない状況を体験しています。
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第1志望の大学に入るため1年間浪人をして見事上智大学法学部法律学科に合格、アナウンサーになるため様々なテレビ局を受けたと後に語っています。第1志望はテレビ朝日であったようですが「オリンピックの取材に携わりたい」という情熱が伝わったのかテレビ東京に合格、入社した翌年の2004年にはアテネオリンピックに携わる仕事につきたいという夢を入社早々実現させることが出来ました。
スポーツのルールは詳しくないけれど
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大橋未歩さんはテレビ東京のアナウンサーとして華やかに仕事をこなしていました。「やりすぎコージー」や「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」「日経スペシャル未来世紀ジパング」など数多くの人気看板番組に関わる日々が続いていました。当時東京ヤクルトスワローズの選手であった城石憲之選手に見初められ、古田敦也などをはじめとする大物野球関係者が大橋未歩に城石選手を勧めてきました。彼女は野球のルールも詳しくないし、と断ったようですが2007年1月1日城石憲之選手と結婚、また2009年の神宮球場での引退セレモニーでは花束を渡すなどおしどり夫婦でした。
順風満帆と思われる中、脳梗塞を患う
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未歩城石憲之選手と結婚し仕事も私生活も充実し幸せいっぱいと思われた2013年1月、大橋未歩さんは突然脳梗塞を発症します。軽度の脳梗塞と診断されたとはいえ、まだまだ若い彼女にとってはとてもショックだったのと同時に休職せざるを得ない状況は言葉に表せないほど苦しんだのだと容易に想像できます。夫である城石憲之さんも彼女が退院し仕事復帰を果たすまでの8ヶ月間、献身的に療養生活を支えその年の9月には仕事復帰を果たしました。
突然発表された離婚と再婚
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未歩脳梗塞から復帰を果たした大橋未歩さんは2016年1月に自ら司会を務める番組内で、自身の離婚と再婚を発表しました。脳梗塞を患う中て献身的に支えてくれた城石憲之さんとの突然の離婚は、世間では「大病を患う中看病してもらっていたのに」「離婚をしてすぐ再婚か」など一部で彼女自身を責める人もいました。2017年に「自分の身体と向き合いたい」とテレビ東京を退職すると発表されました。以後彼女の姿をテレビで見ることはなくなりましたが、彼女の好きな言葉「日々是好日」の「雨の日も晴れの日も人生最良の日を思って毎日を過ごす」の意味を思えば常に笑顔であるために選択した最良の答えとも思えます。