まっすぐでいながら奥深い歌詞、心地よいメロディーと爽やかなルックス、これらが揃った大人気バンドといえば、今や日本を代表するとも言えるミスターチルドレン、ミスチルでしょう。とくに知名度が高いのはボーカルとしてバンドを引っ張る桜井和寿さん、その甘いマスクと歌声はもちろんのこと、ミスチルの楽曲のほとんどを作詞作曲しているクリエイティブな才能も人気の秘密です。
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そんな桜井和寿さんとミスチルは、高校卒業後に上京してあるレーベルに所属していました。初期の頃は才能があっても知名度が低くなかなか売れない時期もあり、ミスチルメンバーはアルバイトなどをしながら夢である音楽活動を続けていたそうです。そんな桜井和寿さんを支えたのが、当時そのレーベルの社員として勤務していた前妻のゆかりさん。ゆかりさんと桜井和寿さんは所属レーベル社員とアーティストという関係でありながら交際し結婚まで発展し、公私をともにすることとなります。売れないミスチルの営業のため、睡眠時間を削って毎日何十か所も駆けずり回っていたゆかりさんの努力が実り、その後ライブやCD販売などが徐々に軌道に乗ってきます。
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そしていつしかミリオンセラーを連発する大人気バンドに上り詰めたわけですが、前妻ゆかりさんとの関係は少しずつ悪化していきます。一説には、ゆかりさんが桜井和寿さんに「売れる曲を書くように」と強く迫っていたのだとか。真偽は分かりませんが、家でも会社でも妻と常に一緒ということに桜井さんは疲れ切ってしまったようです。この頃桜井和寿さんが知人を介して出会ったのが、当時「ギリギリガールズ」の一員として世の男性を魅了していた吉野美佳さん。吉野美佳さんと桜井和寿さんは急速に惹かれあい、妻帯者であるにも関わらず桜井さんは吉野美佳さんと同居を始め、妻ゆかりさんとは別居状態に。
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この状態はその後も続き、結局はゆかりさんと離婚、その後すぐに吉野美佳さんとの再婚が発表されます。世間では「糟糠の妻を捨てた」「支えてもらっておいて、売れたら若い女に乗換えた(ゆかりさんは桜井さんより年上)」とバッシングが相次ぎ、実際吉野美佳さんとの不倫報道が出た一年間、ミスチルは活動休止にまで追い込まれています。未だにこの出来事はネット上などで揶揄の対象となっており、「成功者の男性がそれまでの妻を捨てる」ことを「桜井メソッド」と呼ばれるほどです。
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ただ桜井和寿さんはこの件に関して一切の言い訳をしておらず、「自分が悪い」と認め不倫相手の吉野美佳さんと結婚しケジメをつけ、現在でも仲睦まじく暮らしているため昨今の「ゲス不倫」などより擁護の余地はありそうに思われます。前妻との間に娘が一人、吉野美佳さんとの間に三人のお子さんがいるため、桜井さんは四人のパパということになります。前妻の娘とは今でもよく会い、良好な関係を保っているとか。さてここにきて、結婚と同時に芸能界を引退した吉野美佳さんに重病説が流れていました。家庭に入った吉野さんの動向はなかなか判然としませんでしたが、久しぶりにあるテレビ番組に出演した彼女は末期の乳がんであることを告白しています。
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痛み止めをうちながらの生活、乳がんが盛り上がることでの出血や呼吸困難、意識生姜など非常に大変な闘病生活であることが明らかになっていますが、取りようによっては当時大人気バンドのボーカルで高収入の桜井さんを「略奪婚」した形の吉野美佳さんですから、この病気を「天罰、因果応報」だとする向きもあるようです。とはいえ現在では桜井さんは他の女性に見向きすることなく、家族と吉野美佳さんとの生活を大事にしているようです。吉野美佳さんはこれからも家族の支えと持ち前の精神力で乳がんや心無い声とも戦っていくことと思われます。