あなたの家族や職場の人、友達、同級生などの中に「理解の向こう側」な人はいませんか?聞いたり話したりしているときに「ん?どういう事?」と思わずこちらの時が止まってしまうような、発言や行動をする人がいるはずです。本人はというと至って真面目というか、本気というか。こちらが不思議に思う程の自覚はありません。なんとも面白い特徴ですよね。
漫画家の並庭マチコさんがツイッターで公開した、自分の母について描いた漫画が大変な人気になっています。話に脈絡がなかったり、言い間違いがひどかったり、ホテルで寸劇したり、推しへの愛が重かったりするという母は、周囲に笑いや困惑を振りまいているもようです。
私の母が、脈絡なかったり、言いまちがいがヒドかったり、ホテルで寸劇したり、推しへの愛が重かったりするという漫画です pic.twitter.com/LfwtEUu9eP
— 並庭マチコ@プリンセスお母さん👸3巻発売中! (@manga_m) March 1, 2019
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脈略がない
漫画は全4本立てになっています。「母は脈絡がない」では、居間で新聞を読んでいた母が突然夫(並庭マチコさんの父)に「植物状態になったら延命治療補してほしい?」と切り出してきます。夫は「わからないよそんなの!! 「夕飯何食べたい?」のノリで聞かれても」と困惑するばかり。新聞に載っていた記事に関する話題だったようですが、いろいろ会話の前提を吹っ飛ばしてきています。
言い間違い
育児が忙しかったころは言い間違いがひどかったそうで、出かける際には「もし雨降ったら冷蔵庫に洗濯機入れておいて」と破壊的な言葉を残して買い物にでかけたり、急いでいるときに着替えさせようと「ビデオ着て!」と家電の定義を根底から覆してきていたそうです。冷蔵庫に洗濯機はやばいですね、洗い物冷えっ冷えですよ。
エピソード盛り沢山
さらに、他にも旅先できれいな建物に入るとその建物の主になりきったり、ビートルズのライブでじーっとポールを眺めながらソウルトークしたりといったエピソードが描かれています。個性の塊みたいな人ですね。
これらのエピソードに対しリプライ欄などでは、「お母様、癖が強いですね」「強烈なお母様だなぁ」「私も色々やらかすので分かる」「お父様がお母様に惹かれたのがわかる気がしますね」「私の母かと思いました」「めちゃくちゃ面白い」といった声が上がっていました。
並庭マチコさんは2017年に姉に関する漫画も投稿しています。こちらではマチコさんのお姉さんが頭のシャンプーを洗い忘れたまま風呂から出てきたり、ゴーヤを入れ忘れたままゴーヤチャンプルーを作り完食してしまった話が描かれていました。お母様の遺伝子を強く引き継いだのはお姉さんなのかもしれませんね。
これだけむちゃくちゃなお母様ですが、全く憎めないどころかとても可愛らしいとさえ思いますよね。マチコさんのお母様とお姉さんがさらに「理解の向こう側」なおもしろエピソードを繰り出すのを期待しましょう。
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