赤ちゃんの作り方を子供に聞かれたらどうするのか、大人であれば誰もが悩んだことがあるのではないでしょうか。大人になればそのメカニズムが理解できるのですが、幼い子供にはそれがすぐに理解できるわけではありません。嘘を教えるわけにはいきませんし、だからと言って本当のことを言うのも気が引けるというものですが、実際に赤ちゃんの作り方を聞かれたらどう答えるべきなのでしょうか。それは対象となる子供の年齢や性格によって区別する他ありません。
・迷信で伝える
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どこから来たか分かりませんが、赤ちゃんの作り方を迷信のような言い方で伝えることがあります。例えば「コウノトリさんが運んできてくれたんだよ」と言ったり「お祈りしたら神様が授けてくださったんだよ」というような言い方です。素直な子供であればこれらの言い方でも信じてくれるのですが、好奇心が旺盛な子供であれば「じゃぁコウノトリさんを探しに行こう」と言いだしたり「兄弟が欲しいから神様にお祈りして」と言いだしたりします。そうなった際にどう切り抜けるのかを考えた上で言うようにしなければなりません。 com
・間違いではないけれど抽象的な言い方にする
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「お父さんが持っている赤ちゃんのもとと、お母さんが持っている卵が一緒になって赤ちゃんができるんだよ」と伝えると非常に真実と近い言い方になります。幼い子供でもイメージしやすいですし、赤ちゃんのもとと卵が一緒になるにはどうすればいいのかまでは突っ込んで聞かれないことが多いので、素直に受け入れてくれるでしょう。 com
・自分で調べさせる
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何事においても「分からないことは自分で調べる」という姿勢を身に着けさせることは大切です。赤ちゃんの作り方も調べれば知ることができるので、自分から進んで調べるように仕向けるというのも大人の腕の見せ所です。
・絵本で伝える
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物心がつくと様々なことに興味を持ったり不思議に感じたりするようになります。赤ちゃんの作り方だけではなく、大人の口からはどう説明すればいいのだろうと悩ませるような事はたくさんあるでしょう。そういったものを子供でも分かりやすいようにと考えて描かれた絵本もあります。絵本という子供にとっては馴染みのあるアイテムを使う事で子供は書かれていることを受け入れやすくなります。 jp
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学校に通うようになると性教育を行うので、そこで妊娠のメカニズムなどを学ぶことになるでしょう。何も恥ずかしいことではありませんし、むしろ知っておかなければならないことなのですがデリケートなものであることにかわりはありません。だからこそ大人たちも子供に聞かれたらどう答えたら良いのかと悩んでしまうのです。多くの大人がよく使う手段としては「お父さんとお母さんが愛し合ったからできた」という答え方ですが、これでは子供は余計に混乱してしまいます。「じゃぁ今は愛し合っていないの?」という疑問につながったり「ママと僕が愛し合ったら子供ができるの?」という疑問につながることもあります。返答に困っている様子を見ると、子供も大人の言うことに信憑性を感じられなくなってしまいますし、親が答えてくれないのであればとおじいちゃんやおばあちゃん、更には道行く知らない人などにも質問を投げかけるようになってしまいます。そうならないようにするためにも子供が納得する回答を与えてあげるのが大人のつとめです。どんな性格の子なのかによってその正解は変わってくるので、我が子の性格を見極めて回答を選んであげましょう。幼い頃に具体的なメカニズムまで教えなくても、大きくなれば授業などで必然的に知ることになるので心配はいりません。「赤ちゃんができるということはとても素敵なこと」と思ってもらえるような言い方を考えてあげましょう。