2017年5月16日に総務省によって「家計調査報告」が発表されました。この報告によれば、全体の貯蓄額1820万円で40歳未満の世帯は574万円でした。平均の貯金額は増加していますが、全体の34%の世帯は貯金がゼロという結果が出ています。つまり、3人に1人は貯金が全く無いことになります。
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貯金をするためには?
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貯金をするためには収入を増やすか、支出を減らすかのどちらかを行う必要があります。収入を増やして貯金をするのは大変です。収入が増えるとそれだけ税金がかかるので、単純に増収分が貯金できる訳ではありません。
無駄な支出を減らす
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誰でも簡単に貯金する方法は、無駄な支出を減らすことです。節約する場合には“年間30万円”などと大雑把に考えずに、“1日あたり100円”のように細かく目標を設定した方が実行に移しやすくなります。例えば1日あたり100円を節約するだけで、3年後に100万円以上の貯金ができる計算になります。ちなみに1日あたり100円を節約するのは、そんなに難しいことではありません。仕事をしている方であれば、毎日の昼食代や飲み物代の支出を抑えることができます。コンビニや自販機を利用せずに、スーパーで飲食物を購入します。
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自販機・コンビニを利用せずにプライベートブランドの安いお茶や飲料を購入すれば、半分以下の値段で飲み物が購入できます。チケットショップを活用することも有効です。電車の切符や切手・収入印紙など近所のチケットショップで購入ができるものは、絶対に正規料金で購入しないことを目標にしましょう。
月額料金も節約する
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毎月定額で支払う月額料金も節約することができます。スマートフォンを持っている方であれば、通信料金の安い格安SIMに切り替えることができます。なるべく自宅のWi-FiやショッピングモールなどのフリーWi-Fiを利用すれば、パケット通信料が節約できます。蛍光灯や電球が切れた時は、LEDランプに切り替えることができます。
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散髪や美容院に行く頻度を減らすこともできます。毎月決まった曜日に散髪に行っている場合は、5週間ごとに行くようにすれば1~2割程度を節約することができます。家電製品を買い替える際は、リサイクルショップに買い取ってもらうか無料で引き取ってもらいましょう。家具以外の粗大ゴミは、自治体に手数料を支払って引き取ってもらわないようにします。
携帯電話やその他のポイント発掘
携帯電話やその他のポイントを「発掘」することもできます。キャリア携帯電話は有効期限のあるポイントが付与されるので、失効してしまう前に電話代の支払いなどで使用するようにしましょう。
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ある程度節約をすることができたら、貯まったお金を使わないようにする必要があります。インターネット銀行を活用すれば、パソコンで手軽に定期預金に預けることができます。数千円単位でこまめに定期預金に預ける方法があります。定期預金を活用して、手が届かない場所にお金を保管することが大切です。どうしても誘惑に負けてお金を使ってしまう場合は、中途解約ができない「仕組定期預金」を活用することもできます。