最近、やたらとテレビで頻繁にみかける面々といえば、みちょぱ(池田美優)、そして、ゆきぽよ(木村有希)というギャルモデルの2人ではないでしょうか…。この二人の区別ができない方々もおられると思うので、念のために解説すると、みちょぱは純粋な日本人であるのに対し、ゆきぽよの母親はフィリピン人とスペイン人のハーフだという。ゆきぽよ本人もやはり、どことなくエキゾチックな雰囲気を醸し出しているようです。
いまや テレビで2人を見ない日はないと言っていいほど。特にゆきぽよは 昨年あたりから急激にメディア露出が増加し、みちょぱを猛追しています。「ギャルモデル」であるとか、注目されるキッカケとなった恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン シーズン1』(Amazon Prime Video)、本家の『バチェラー・ウィンターゲームス』『バチェラー・イン・パラダイス』の出身であると説明する必要もなくなってきたと言えるでしょう。
ニコルの昇格⁉ で 芸能界の「ギャル枠」需要が…
少し前までギャルモデルといえば、藤田ニコルとみちょぱが 2大巨頭でしたが、ニコルは 2017年8月、「Popteen」(角川春樹事務所)モデルの卒業を機に “大人モデル”へキャラ変。ここ最近、発言も柔らかくなってきており、一足先に そのフィールドから抜け出しているようです。これをチャンスとばかりに、割って入ってきたのが ゆきぽよなのです。
ここ数年のバラエティ番組は30~40代以上のおじさん芸人がメインの出演者となることが多く、そんな中で “イマドキの流行に詳しい人”という役割で 「ギャル枠」はなくてはならないのです。
特にみちょぱは 頭の回転が速く、空気も読めるので、スタッフとしても使いやすい。一方、ゆきぽよは みちょぱに比べるとコメントの内容は薄いが、バラエティ番組においても 過激さが敬遠される昨今、「その物足りなさがちょうどいい」「安心して使える」という声もあるようです。
自身の恋愛経験について ためらいなく語れる⁉
また、2人に共通しているのが、自身の恋愛について語ることにためらいがないという点。みちょぱといえば、過去に交際していた男性が自宅に泊まりに来た翌朝、警察が その男性を逮捕しにやってきた「おはようございます逮捕、オハタイ」エピソードが有名だが、24日の『中居くん決めて!』(TBS系)では、これ以外にも ダメ男と交際した過去を告白。「だいたいのダメ男は 湘南乃風が好き」と持論を展開しています。
一方、ゆきぽよも、17日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で、元カレについて言及。これまで交際した5人全員に浮気され、さらには そのうち4人が逮捕されたと明かしました。しかも、そんなヤンチャな彼氏と別れ話が こじれたときのLINEでは、湘南乃風の「純恋歌」の歌詞が送られ、未練たっぷりに引き留められると話していました。やはり「ダメ男は湘南乃風好き説」は成り立つのでしょうか…?。
いずれにしても、そんなダメ男・ヤンチャな元カレ話はバラエティの大好物で、ネットニュースにもなりやすいのです。また、テレビの視聴者には、地方のギャル文化やマイルドヤンキー文化に親しみのある層が多く、そういった人々からの共感も得られるという意味でも需要が高いでしょう。
今後も この2人勝ちは続くのか…?
これまでギャル枠には、益若つばさ、若槻千夏、木下優樹菜、鈴木奈々、今井華などがいたのですが、その旬は短いのです。
最近は「Popteen」モデルで、“名古屋イチかわいいJK” として生見愛瑠(ぬくみ ・める)が『ヒルナンデス!』や『今夜くらべてみました』(共に日本テレビ系)に出ていますが、まだ芳しい成果は残せていないようです。そういう意味では、それなりに打点を稼げば、この 2人のように 生き残れるということにもなりそうですが…。今後も、彼女たちの市場独占はしばらく続きそうです。