世界的に有名な歌手、マイケルジャクソン。彼が世を去ったのは2009年のこと。数々の大ヒットを飛ばし、音楽CD等の驚異的な売り上げなど、その偉業は計り知れません。日本にも来日しました。スーパースターであったマイケルジャクソンですが、人気者ゆえの宿命か、ネガティブな話題も多くありました。そのひとつが、小さな子供を自宅に招き入れて性的な行為をした、という疑いです。「彼は異常だ、子供は犠牲になっている。」「それなら児童虐待につながる証拠はあるのか。」など、賛否両論も出て大きな波紋を投げかけました。そんな渦中のマイケルジャクソンですが、子役であったマコーレーカルキンとの噂に注目してみましょう。
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センセーショナルな「マイケルジャクソンの裁判」は、些細なクチコミが原因でした。口から口に伝わり、ついに警察が、マイケルの家宅捜査に着手します。大スターですから、マスコミが大きく報道し世界にも伝えられました。マイケルは欧州ツアーの準備を進めていましたがキャンセルとなり、ニュース内容にショックを受けます。真実かどうか、疑われる内容でした。しかし検察側が強引にマイケルを起訴に持ちこみ、マスコミがそれを後押しした、とも言われています。「児童への性的虐待」というニュースに、多くの人たちはマイケルを批判しました。しかし裁判の証言に立ったある人物は、この事件を否定します。それがマコーレーカルキンです。
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映画「ホーム・アローン」で人気者だった子役スター、マコーレーカルキン。彼は10歳ぐらいの時、マイケルジャクソンの邸宅に遊びに行っていたようです。マコーレーカルキンとマイケルジャクソンは、ともにアイドルでスーパースターです。マイケルジャクソンは遊園地を持っていたので、子役スターであるカルキン坊やは好奇心で来訪したのでしょう。子供たちはそれでマイケルに群がっていた、ということも考えられます。だからと言って、児童との性的関係には結びつかないのでは。証言台に立ったマコーレーカルキンは、「性的なことはなかった。」と断言しています。児童への虐待、性的関係の報道にも「馬鹿げている。」と一蹴します。マイケルがそのような行為に及んだことは「一度も見たことがない。」と、スキャンダル報道を全否定したのでした。
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マイケルジャクソン、マコーレーカルキン。双方には類似点があります。子供の時から大スターで、芸能界の裏表を小さい時に知ってしまったこと。本人の莫大なギャラは両親などが管理していて、お金のことに無知だったこと。仕事に忙しく、一般的な子供の生活ができなかったこと。あげれば結構ありますが、すべてにおいて、「子供の生活を犠牲にしてビジネス界に費やしてきた日々。」です。ここに双方の接点があり、仲良しになったのではないでしょうか。マイケルが遊園地を所有していたのも、「子供時代はビジネスに明け暮れ、遊べなかったから。」だと伝えられています。
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そもそもなぜ、マイケルの裁判にマコーレーの名が出てきたのでしょうか。当時マイケルに対しマスコミの報道はすさまじく、「幼児拉致」のように報道していました。なぜ大スターのマイケルジャクソンがそんなことをするのかという、疑問の声が大きく広がっていました。幼児誘拐が、「断定的」と匂わせる報道内容だからです。そこへ、「ホーム・アローン」の有名子役、マコーレーカルキンの名前が。彼自身も驚き、迷惑だったでしょう。法廷に立つのは、なかなか勇気がいることでした。マイケルとは家族ぐるみで交友があっただけと言います。それが「おかしな方向に捻じ曲げられた。」ので、証言台に立ったのでしょうか。マイケルジャクソンという大スターがここまで貶められていることに対し、我慢できなかったからでしょうか。いずれにしてもマコーレーの証言は、マイケルの人間性を不動にしたと言えそうです。