昭和52年11月に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父である滋さんが6月5日の午後に老衰のため87歳で亡くなられたことで哀悼の声が相次いでいます。日本各地の拉致被害者家族とともに家族会を結成、初代代表に就任し、講演など積極的に活動されていただけに無念でなりませんね。
横田滋プロフィール
本名: 横田滋
生年月日: 1932年11月14日
出身地: 徳島県
横田めぐみさんの父・滋さんが87歳で死去
昭和52年11月に北朝鮮に拉致され、現在も行方が分からない横田めぐみさんの父・滋さんが6月5日の午後、老衰のため87歳で川崎市内の病院で亡くなられたことが明らかになりました。平成9年の2月、めぐみさんが北朝鮮に拉致された疑いが産経新聞などで報じられ、国会でも取り上げられると、滋さんは翌月の3月に日本各地の被害者家族とともに家族会を結成し代表に就任しました。
それから滋さんは第一人者として妻である早紀江さんと全国1300か所以上で講演を行い、被害者奪還を訴える署名活動、救出運動など精力的に行っていました。2019年に家族会代表を退任後も救出活動に取り組んでいたものの、晩年は体調が思わしくなかったことで活動を減らしていたようです。
「めぐみさんに会いたかっただろうな…」と哀悼の声が相次ぐ
昭和52年に当時中学1年生の頃、帰宅途中に失踪しためぐみさん。その後、北朝鮮による拉致が確実視されるようになりましたが、一時は死亡説も報じられたものの、2016年に提供された遺骨もDNA鑑定で別人のものと発覚したりと現在も安否については確実に分かっていません。
それだけに、めぐみさんが無事に帰国できるよう晩年にも願っていた滋さんですが、それが叶わなくなったことで「娘さんに会いたかっただろうな」「その無念さは誰も分からないだろうな」「滋さんのおかげで帰ってこれた人もいるからこの方の功績は大きい」などと、哀悼の声が相次いでいます。
一日本国民として何の役にも立たず、
ただただ、お詫び申し上げます。ほんとうに残念でなりません。
誠に申し訳ございません。— 闇の紳士@武士の魂 (@bushi_spirits) June 5, 2020
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朝鮮人に我が子を拉致されて一生会えないまま遂にご逝去。こんな悲惨な事あるか。やるせない。御冥福をお祈りします。
— unnatural_world (@unnatural_twd) June 5, 2020
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横田さんの悲しみは、我が国の悲しみです。御冥福を。
— 卜伝 (@shintouryuichi) June 5, 2020
まとめ
このように、87歳でこの世を去った横田滋さんですが、めぐみさんに会えないまま天国に行かれたのは本当に無念でなりませんね。ただ、滋さんが生前行われた活動による功績はかなり大きく、後の被害者奪還に向けた活動へもつながることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。