7月23日、東京・国立競技場で行われた東京オリンピック開会式。国内外で話題となっているのが、今大会の競技のピクトグラムを“実演”したパフォーマーです。青と白のウェアで全身を包み、テンポのいい動きで開会式を盛り上げ、SNS上ではこのパフォーマーの話題で持ちきりになっていました。
開会式に突如現れた“ピクトグラム男”。青と白のシンプルな配色で全身を覆ったパフォーマーは、音楽に合わせてテンポよく全50競技のピクトグラムを”実写版”として次々に披露。
サポート役がボールや水際の波なども作り出し、忠実に再現していました。途中、ラケットを落とすハプニングもあったものの、最後まで見事にやり切り、会場からは大きな拍手が寄せられていました。
さらに、開会式後に行われた会見にもそのままの姿で登場。実際の映像を五輪公式SNSが公開しており、シュールな様子に海外ファンからは「心奪われた」「ジャパンはマジで最高！」などと反響が寄せられていました。
人間ピクトグラムが記者会見に参加すると…👀😂#Tokyo2020 #オリンピック pic.twitter.com/GKQshq09ta
— オリンピック (@gorin) July 24, 2021
国内だけでなく、海外でも話題を集めている“ピクトグラム男”。米スポーツ専門メディア「ジ・アクションネットワーク」のアンソニー・ダブンド記者は、自身のツイッターに「ピクトグラムのパフォーマンスはメダルに値する」とつづっています。
また、米紙「ワシントンポスト」は「東京五輪開会式で人間ピクトグラムが人気をさらった」との見出しで記事を掲載。「セレモニーの中で最もエネルギッシュな姿を見せていたのは人間ピクトグラムを演じていたパフォーマーたちだったかもしれない」と評価していました。
米放送局「NBC」の国民的人気番組「トゥデー」も、公式サイトに「東京は41の競技を人間ピクトグラムで表現し、開会式を魅力的なものにした」とのタイトルで記事を掲載。「東京五輪開会式では、言葉の壁を超えたパフォーマンスが行われた」と称賛の声が続出していました。