今やネット上で話題を独占しているのが、浜崎あゆみの自伝小説を原作にしたドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第4話の放送が延期となり、5月9日では第1話の“リミックスバージョン”が放送され、ドラマファンを「ロス状態」にさせているという。
“マックス・マサ”が手掛けても日の目を浴びなかったユニット⁉
「ツッコミどころ満載の同ドラマですが、そのひとつが話題を呼んでいるのが、三浦翔平演じる“マックス・マサ”のカッコ良さ。モデルとなっているエイベックスの松浦勝人会長を美化しすぎているとの声も上がっているほどです」(テレビ誌ライター)
劇中のマサは「ぜってぇ、負けねぇ」が口癖だが、実際、松浦氏がプロデュースしたアーティストは、浜崎以外にもEvery Little Thing、AAA、Do As Infinity、girl next doorなど、多くが成功を収めているのも事実です。
しかし、そんな松浦氏が手掛けながら、まったく日の目を浴びなかったユニットがあったというのですが…。
「98年にデビューしたYURIMARIです。現在は女優として活躍する中村ゆりと友人の伊澤真理によるアイドルデュオで、1996年に開催された『ASAYAN』(テレビ東京系)のオーディションに合格し、結成されました。『バカPUFFY』のコンセプトで、サンプラザ中野が楽曲を提供しています。しかし、番組が大プッシュしたり、ビートたけしの番組のエンディングテーマ曲に起用されたりするも、デビュー曲のオリコン最高順位は69位。森永製菓のCMでは、松浦氏と共演するなどテレビ、CMにゴリ押しされ続けるも鳴かず飛ばずで、6枚のシングルと1枚のアルバムを発表し、1年ほどで解散しています」(週刊誌記者)
中村さんはその後、映画『パッチギ』で注目を浴び、今や実力派女優として引っ張りだこ。放映中の日本生命のCM『笑顔が大好き篇』のお母さん役では、その演技力で視聴者の涙腺を崩壊させています。
さすがの松浦氏も、中村さんがアイドルとしては「神様に選ばれていなかった」ことは見抜けなかったようですね…。
松浦会長が 「マックス松浦」になったのは小室哲哉のせい⁉
また、そのエイベックスの松浦会長が 5月8日、自身のツイッターを更新。次世代のエンタメ経営者育成を目指し、少数精鋭で塾を始めると明かしていました。募集人数は20歳から25歳ぐらいの8人で、「自分なりに若い人からの教えも受けつつ、自分の経験を伝授し、新しい時代のエンターテインメントの経営者を育成できたらいいなと思っています」と説明。
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浜崎をプロデュースしたことで有名な松浦氏ですが、世間には「マックス松浦」の名で知られています。この呼び名になったいきさつを 音楽ライターが解説するところによると…。
「『マックス松浦』の名前が世に出たのは、1998年のオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)でのこと。モーニング娘。を生み出した同番組は、つんく♂や小室哲哉など大物プロデューサーが登場し、新たなアーティストを生み出す企画が目玉でした。その小室が半年休むことになり、それまでテレビに出ていなかった松浦氏が代役を務めることとなった。海外出張が多かった松浦氏は、向こうの人がmasatoと発音しにくかったことから、当時の名刺には『masato max matsuura』と書いていたそう。それをテレビ東京のスタッフが受け取り、番組では太字のテロップで『max matsuura』と表記されるようになったのです」
次世代の経営者を育成する松浦氏。講義は まずパンチのある“通り名”をつけるところから始まるのでしょうか…⁉。