タレントのマツコ・デラックスさんが5月6日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演し、番組の相談コーナーで「金にだらしない、50代になるクズ息子」に悩む60代主婦からの相談を紹介しました。それを受けて、マツコさんは親子関係について「やっかいよね」などとコメントしています。
親には親の人生がある
お金にだらしのない50代の息子と縁を切る良い方法についてアドバイスもらおうと、番組内の読売新聞相談コーナーに相談を寄せた60代女性。息子は70代の夫と先妻との間の子どもで、アパートで一人暮らしをする会社員だと言います。20年程前から親の仕事場からお金を取るようになり、その度、夫が穴埋めをするだけでなく、年金のほとんどを息子への仕送りに使ってしまっている現状だそうです。今後、自分と夫の間の子どもにもお金を要求するのはと心配しているということです。point 234 | 1
この相談に対し、意見を求められたマツコさんは、
「自分の子どもだから、野たれ死んだら嫌だから仕方ないと思うならお金をあげててもいいと思うんですけど」としつつ、「でも結局、親御さんがいなくなったら野たれ死ぬわけだから。自分が亡くなったあと野たれ死にさせるのと、いま野たれ死にさせるのと一緒だと思わない?」と自論を展開し、続けて「もうあたしね、ここまでになったら親子といえども見殺しにしていいと思うんですよ」と”60代女性に対しもっと厳しくしてもいい”と言い放ちました。point 301 | 1
さらに、「もう他人と思った方がいい。だって親には親の人生があるんだし、せっかく今まで頑張って働いてきて、死ぬまでの間ずーっと子供に金無心されてるだけの人生なんて嫌じゃん」として、「もう50にもなったんだからいないものと思って、好きに生きたほうがいいよ」と、親の立場に立った驚きのコメントを連発しました。point 207 | 1
しかし、株式トレーダーの若林史江さんに、「これは奥様からの投稿で、お金払ってるのは旦那さん」と60代女性がお金を払っているわけではないことを指摘されると、マツコさんは、さらに厳しく、「じゃあ離婚!離婚!半分財産もらってあとはクズ息子と好きに生きろって言って、奥さんだけ好きに生きればいい!もったいないよそんな」と、”お金の問題よりも自分の人生を優先したらいい!”と不快感をあらわにしていました。point 270 | 1
見捨てることも大切
この後、スタジオでは”夫と息子が共依存の関係で互いに納得しているならお金にだらしなくても別に変わる必要はないんじゃないか”という方向にも流れかけましたが、マツコさんは「でも奥さんは(関係ない)」と反発した意見を述べ、再度、離婚という手も「ひとつありだよ」と選択肢をは沢山のあることを勧めましした。
さらに、「子どもに全部取られるくらいなら離婚して半分もらって海外旅行行きまくってさ、のびのび生きた方がいいよ。こんなの悩んでるだけ無駄!」とマツコ流の見解で助言しました。
さらに、この困った息子に限らない親子関係の難しさについて、マツコさんはうんざりした様子でこう言及しています。
「親子ってほんとやっかいよね。すごい尊いものだけど、あたし絶対はないと思うの。子どもに苦しめられてる親御さんいっぱいいると思うけど、そういう時は見捨ててもいいと思う」
確かに、50歳にもなって親の脛をかじっているというのは、いささか問題があるのではないでしょうか。むしろ40代後半から50代というのは親の介護が始まる年代でもあります。つまり、逆に親を助けて然るべきと一般的には見られる年齢ということです。
子どもが自立できない社会状況も原因の1つかもしれませんが、親が助けてくれるうちは自立が難しく、マツコさんが言う通り「見捨てる」くらいでもいいかもしれません。