6月12日放送分の『マツコ&有吉のかりそめ天国』(テレビ朝日系)にヤラセ疑惑が浮上しています。お笑い芸人のワッキーが麻雀の役満をアガる企画に挑戦。出る確率が0.
05%という役に挑み、数時間で企画を遂行しました。しかし放送後、麻雀の熟練者を中心に「あまりにも不自然」との声が続出しているのです。
国士無双
この日は「生まれて初めて上がった役が国士無双。一番大事にしている役」と語るお笑い芸人・ワッキーのスケジュールを6日間押さえて企画を進めました。目黒の雀荘を訪れ、同卓した雀荘客に企画の趣旨を伝えずに卓を囲み、カメラを固定して映し続け「国士無双」成就の瞬間を狙ったのです。
挑戦途中、同卓者には国士無双を狙っていることがバレる場面もありました。それでもタイミングを見計らいながら、メンバーを変えてチャレンジを続けました。そして、開始から32ゲーム(局)目、「北」待ちでテンパイしたワッキーに対し、麻雀歴40年以上という女性が最後の牌「北」を打ち、ワッキーの国士無双が成就したのです。「やっぱり。やられた…」と国士無双を成立させてしまった女性が苦笑いする中、ワッキーはガッツポーズを作り、興奮した様子でした。確率0.point 277 |
05%という役満を5時間19分で実現させた達成感に浸っていました。point 33 | 1
不自然な点
この展開に有吉さんは「ヤラセとはいえね…」と達成するまでのチャレンジ時間が非常に短く、役を成立させる「レア度」の高さを冗談交じりに強調していました。視聴者も「すごい」と騒然とし、「国士無双」がツイッターのトレンド入りする反響ぶりだったのです。しかし一方、この出来過ぎた奇跡をうがった目で見る視聴者も一定程度存在。point 248 | 1
「麻雀歴40年以上が国士をノータイムで振るわけないだろ」
「おばあちゃん絶対「北」捨てたら当たることくらい分かってたけど、そういう企画って気付いてたよね」
「国士フリ込みはヤラセって茶化されてもしゃーないレベル」
など、「北」を捨てた主婦が番組サイドに気を使って「北」を切ったのではと想像する声が相次いでいるようです。本当に気遣っていたのならば、女性は非常に「番組思い」と言えるが、真相はどうなのでしょうか。
ヤラセ問題
最近はこのように様々な番組で「ヤラセ疑惑」が浮上し、その度にネットで話題になります。『世界の果てまでイッテQ』(日本テレビ系)では、ありもしない祭りをでっち上げたという批判が起き、レギュラー出演中で企画担当の宮川大輔さん及び日テレ社長が謝罪するという事がありました。また、『ボンビーガール』(日本テレビ系)でもヤラセ疑惑が浮上した事がありました。
こういった”ヤラセ”を「番組が視聴者を楽しませる演出の一つ」として加えたものだと理解できればいいんですが、リアルな面白さを見たい視聴者にとっては納得できるものではないのでしょう。