トップアスリートと言えばストイックに練習を重ね、心身ともに優れた素晴らしい人物というイメージが強いですが、決してそうとは言い切れない人もいます。その最たる例が、オリンピックでも大活躍した柔道家の内柴正人でしょう。内柴正人と言えば、指導していた教え子への準強姦罪という前代未聞の事件で知られています。当時はニュースを騒然とさせましたが、あれからしばらく経過した現在ではとんと音沙汰を聞かなくなりました。現在はどのような状況になっているのでしょうか。
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内柴正人の事件
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内柴正人は、オリンピックメダリストとして活躍した以降は、日本柔道界を引っ張る指導者としても優れた才能を発揮していました。引退後はとある女子大学の女子柔道部でコーチをしていたのですが、2011年の11月にとんでもない事件が発覚してしまいます。それこそが指導する女子選手へのセクハラ疑惑で、疑惑だけで収まらず準強姦罪が適用され、2014年に懲役5年という実刑判決が下されてしまいました。つまり現在でもまだ刑務所内で服役中ということで、社会には出ていないということになります。
俺様気質が強かった性格
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学生時代から強気で俺様気質が強かったと言われる内柴正人は、女子選手へも似たような態度で接します。合宿の最終日に選手たちを焼肉に誘い、お酒を飲んで泥酔状態になったとある女子選手がターゲットになりました。本来なら指導者として選手を無事に宿泊所まで送り届けるべきところですが、何とそこで泥酔状態の教え子に手を出してしまったのです。本人は泥酔状態のためもちろん合意していたわけではなく、意識がはっきりしてから肉体関係を持たれてしまったことを知って愕然とします。 女子選手は大学側へ被害を相談し、強姦として訴えることになりました。
懲役〇年の実刑確定
内柴正人はあくまでも合意の上だったと主張しましたが、だいたいこのように泥酔していたケースでは合意なんて認められることはありません。大学や警察で調査が行われ、他にも女性関係において様々な悪行を働いていた内柴正人はあえなくコーチを解雇されることになりました。裁判にまで発展した際、彼は6人もの敏腕弁護士団を雇って自分の潔白を主張しようとしたのですが、他にも教え子と関係を持っていたり、愛人との間に隠し子がいたりと裁判官の心証を悪くする材料ばかりが出てきたためか、残念ながら弁護を成功させることはできませんでした。この結果、2014年になって懲役5年の実刑が確定することになります。