まるで空に穴が空いたような光景に驚いた市民たちは、この現象を「ドクター・ストレンジ」のパワーだと話しています。
3月18日(現地時間)、イギリス日刊デイリーメールは、空に突然と現れた珍しい形をした雲に、市民たちが混乱していたというニュースを伝えました。
3月17日、アラブ首長国連邦アルアイン市の空に、大きくて丸い円形模様の雲が現れました。
まるで、誰か空に穴を開けたような光景に、市民は不思議と同時に怖い光景だと思いました。
だが、これまでに見たこともない現象を、多数の人々がカメラに収めました。
その後、現地の気象学者であるイブラヒム・アルジャワン(Ebrahim Al Jarwan)は、市民たちの混乱を防ぐために、空に突然と現れた「穴」の現象の科学的な根拠を添えて説明をしてくれました。
イブラヒムによると、この現象は「穴あき雲(Fallstreak hole)」と呼ばれている雲の一種であるそうです。
このような雲は、水分と温度が氷点下にまで下がった後、氷点下形成粒子が凍結されていない場合に発生する現象である、雲の層の間に形成された薄い氷の塊が水蒸気を吸収した結果、このような穴の形が形成されたとのことです。
その直径は1時間以内に最大50kmまで大きくなることもあるそうだが、発生頻度が極めて低いため、一般大衆にはよく知られていないそうです。
そのために、穴あき雲という現象を始めて目撃した市民は、これを透明な「UFO」と勘違いしたり、心配したりすると言います。
一部では、マーベルのスーパーヒーローである「ドクター・ストレンジ」が創ったものだと冗談を混じりながら話していました。
「宇宙の秩序とバランスを維持するための魔法使い」という設定のドクター・ストレンジは魔法を使って、空に円形の穴を創ることができるキャラクターです。
一方、穴あき雲は2014年に、オーストラリアで虹と同時に見られたことで話題になっていました。
突然と空にこんなものができたら、焦ってしまうのも仕方がありませんね!