女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんが、5月19、20日に岡山県内で行われる東京五輪聖火リレー出場を辞退すると発表。開催目前で辞退に賛否の声があがっています!
岡山県では12日に聖火リレーを公道では実施せず、無観客の式典に変える方針を発表していますが、有森さんは東京都に新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が発令されていることから、「県民に不安を与えてはいけない」とし参加を辞退。
また、岡山県での聖火リレーは無観客で「トーチキス」のみ行う予定だということです。
ネット上では有森さんの判断に対し、《極めて良識のある判断をされましたね。国のトップやJOCの国民の命を何とも思わない無責任な発言を日々聞かされていただけに、心が救われる思いがします》《適正な判断だと思います。緊急事態宣言が出されている都からの移動を自粛するという意味でも賢明なのではないでしょうか》《流石一流のアスリートですね。差し障りのない辞退理由を挙げていますが、その言葉を体現する一つの手段としてこういった行動に出られたのだと思います》《正しい考えだと思います。有森さんのように良識のある判断をする方が増えてほしい》などの称賛の声が送られています。
また、11日は作家の阿川佐和子さん、12日にはタレントの西村知美さんも山口県の聖火ランナー辞退を発表。「緊急事態宣言が出ている状況下で、東京からの移動などで県民に不安を与えたくない」と、有森さんと同じ理由としています。
有森さんは6月に行われる日本オリンピック委員会(JOC)の役員改選に向け、役員候補者選考委員会の委員に承認されています。オリンピックを推進する立場であるにもかかわらず、今回、聖火ランナーを辞退したことについては、かなり大きいインパクトとなったのではないでしょうか。
世間では〝五輪反対〟の声があがる中、日本の女子マラソン界の象徴的な存在である有森さんが辞退したことで、今後さらに開催に否定的な意見が広がっていくことが考えられます。
ただ今回、有森さんが直前にキャンセルをしたことから、厳しい意見も寄せられています!
《岡山県が聖火ランナーを代替イベントにしてるのに、それまでも拒否か。しかもたった数日前にキャンセルってちょっとねぇ…》《楽しみにしていた人もいるのに、ドタキャンか。移動は控えたいっていうけど、PCR検査してるんですよね?》《大人の理由でしか表現できない方々には残念に思います。今後の保身の為でしょうが。有森さんはどうなんだろう?》《辞退するならもっと早く言うべき。クレーマーに叩かれるのを恐れたのかな》