近年世界の空港が観光スポットの一つとして話題になっています。
世界の空港ランキングではシンガポールのチャンギ空港が総合1位になりました。
そんなチャンギ空港では、観光のためだけに保安区域に侵入して逮捕されたという例がいくつかあります。
妻を見送りたくて航空券購入
チャンギ空港の出発ゲートで妻を見送るためだけに航空券を購入した27歳の男性が逮捕されました。
男性には出国する意志が無かったとして、2万シンガポールドル(約150万円)以下の罰金、または2年以下の禁錮刑が科せられます。
ランキングトップのチャンギ空港
世界空港ランキングで常にトップに立つチャンギ空港はとても魅力的な施設があり、観光のためだけに航空券を購入して逮捕される事例が後を絶ちません。
空港内にはこのような屋内庭園があり、高さ40メートルの滝などもあります。
また、吊り橋や迷路も併設されており、その広さは1万4000平方メートルもあります。
搭乗する意志の無い搭乗エリア立ち入りは違法
”妻を見送りたいから”
”ショッピングしたいから”
このような理由で保安区域に侵入する人が後を絶ちませんが、警察は
「搭乗券での搭乗エリア立ち入りは、次の目的地に渡航することのみを目的としなければならない」
とコメントしています。
チャンギ空港では、2019年1月〜8月までの間に33人が逮捕されました。
不正侵入して18日間滞在したツワモノも
2016年にはマレーシア人の男性が、搭乗券を偽装してチャンギ空港のラウンジに侵入し、空港内に18日間滞在したという事例がありました。
もちろん男性は禁固刑を言い渡されました。
その後も航空券を不正利用してチャンギ空港のショッピングモールに侵入し、iPhone7を購入したカップルが逮捕されました。
他にも、払い戻し可能な航空券を購入してチャンギ空港を満喫し、出発前にキャンセルした乗客もいました。
世界空港ランキング、日本は?
最後に、世界空港ランキングをご紹介したいと思います。
総合ランキングはこのようになっています。
世界の空港トップ10位
1:チャンギ空港(シンガポール)
2:羽田空港(日本)
3:仁川国際空港(韓国ソウル)
4:ドーハ・ハマド空港(カタール)
5:香港国際空港(香港)
6:中部国際空港セントレア(日本)
7:ミュンヘン空港(ドイツ)
8:ロンドン・ヒースロー空港(英国)
9: 成田国際空港(日本)
10:チューリッヒ空港(スイス)
部門別で見ると
『清潔な空港部門』
羽田空港が1位、中部国際空港が2位、成田空港が5位、関西国際空港が9位にランクインしています。
『スタッフサービス部門』
成田空港が1位、羽田空港が3位、中部国際空港が4位、関西国際空港が6位にランクインしています。
『バゲージ取り扱い部門』
1位 関西国際空港
2位 成田空港
3位 羽田空港
4位 中部国際空港
と、上位4位を日本の空港が占めています。
まとめ
不正侵入する人が後を絶たないチャンギ空港に一度は訪れてみたいですね。
でも、決して不正侵入はしないようにしましょう(笑)