アメリカで一人の男性がアメリカン・ピット・ブル・テリア(通称:ピットブル)2匹に噛まれるという事故が発生しました。
このニュースはABC13ニュース、クリックツーヒューストンなどの各種メディアが伝えました。報道によると、ハムイさん(68)は先月26日午前6時30分頃(現地時間)、アメリカ・テキサス州ハリス郡を散歩していました。
当時の現場はCCTVで撮影されました。
公開された映像の中に映っているピットブル2匹は、散歩をしていた彼を発見すると、吠えながら追いかけました。
これに驚いた彼は後ずさりしました。
そんな中1匹が彼の身体に飛びかかると、彼はバランスを崩しふらつきました。
犬は続いて彼の顔をはじめ、体の部位を噛みちぎりました。
彼は腕を振りながら防御を試みたが、成す術はありませんでした。
結局彼は、犬たちによって地面に倒されてしまいました。その後、彼の悲鳴を聞いた隣人たちが竿や松葉杖などを持ち出したが、犬は恐れずに真っ向から対立。
自宅の庭で起こっている事を見た保安官のエルマー・レビンは、とっさにピットブル一匹の肩へ銃を撃ちました。
もう一匹のピットブルは、通報を受けて到着した動物保護の職員を攻撃しようとしましたが、この犬に対してもレビンはもう一発銃を撃ちました。
これについて救急隊員は「犬に噛まれた事故は何度も見たが、今回のような事故は私が見た中で最悪だ」と伝え、続いて「出血の量があまりにも多かった」と説明しました。
レビンは「こんな酷い犬は初めて見た」と伝えています。
一方、襲われたハムイさんは大量に出血していたため、現場で応急輸血を受けました。
そして彼はこの事故で片耳を失いました。
警察によると、飼い主は「犬たちは檻の中にいたが、友人が誤ってドアを開けておいてしまったため、外に飛び出してこのような事態が発生した」と供述していると伝えました。
ハムイの家族は「飼い主を処罰し、このようなことが起きないようにすべきだ」と訴えています。
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