1999年にも逮捕されて話題となった歌手の槇原敬之さん(50)が、13日に覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(所持)の疑いで2度目の逮捕となりました。多くのヒット曲を世に出している槇原さんですが、SMAPのファンからネット上で心配の声が相次いでいます。
2019年はタレントのピエール瀧さん、KAT-TUN・田口淳之介さん、女優の沢尻エリカさんと、有名人が続々と薬物に手を染めて逮捕された年でもありました。特に世間を騒がせた沢尻さんの判決公判も今月6日に行われ、事態は収束へと向かっていたかに思われたましたが、警視庁組織犯罪対策5課は13日の午後4時44分に都内の自宅マンションで槇原容疑者を逮捕。
槇原容疑者は1999年8月にも自宅から覚せい剤が発見され、覚せい剤取締法違反(所持)現行犯で逮捕されています。同9月にはMDMA所持が発覚。懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。その後、「今後絶対にこのようなことを起こさないことを堅くお約束します」と槇原容疑者は誓いをたて、精力的に音楽活動を行っていました。さらに、昨年の10月にはデビュー30周年を迎え、アニバーサリーイヤーの企画を展開していたといいます。
しかし、残念なことに2度目の逮捕となってしまった槇原容疑者は、2018年4月、当時住んでいた東京都港区のマンションで覚醒剤0.083グラムを所持した疑いが持たれています。また、同年3月には同じマンションで危険ドラッグの「ラッシュ」を所持していたということですが、認否は明らかとなっていません。逮捕直前の12日まで、何食わぬ顔で自身のインスタグラムを更新していた槇原容疑者。笑顔の自撮りなどをアップしていたことからコメント欄には「裏切り者」などの批判コメントが殺到しています。
衝撃を受けたのはファンだけではありません。槇原容疑者が2003年に作詞・作曲し、SMAPに提供した大ヒットした「世界に一つだけの花」に対し、「SMAP好きとしては世界に一つだけの花が心配」「一番懸念されているのが、世界に一つだけの花が完全に消されること」「世界に一つだけの花は永遠に闇に葬られてしまった。歌うグループもなくなり、作った人も捕まり」「世界に一つだけの花、教科書から消えそう」「楽曲に罪はなくても、やっぱりネガティブなイメージになっちゃうよね。悲しい」という不安視する声が多く寄せられているのです。
同曲はSMAP35枚目のシングルで、元メンバーの草なぎ剛さんが主演を務めたドラマ「僕の生きる道」(フジテレビ系)の主題歌でした。多くの人々から愛されたこの曲は、2016年12月26日のバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)最終回でSMAPが最後に歌った曲となった思い入れのある曲です。さらに、解散後も売上を伸ばしており、現在までで300万枚を突破。平成で最も売れたシングルとなりました。今回逮捕された槇原容疑者のニュースは、薬物にハマってしまう怖さを見せつけるかのようで、多くの人がショックを隠しきれません。今後、彼は何を語るのでしょうか。