年をとれば肌のツヤやハリはなくなりますから、化粧は濃くなりがちです。しかし、化粧が濃いのは男性には基本的に不評です。いつまでもコンプレックスをひた隠すのも止めるべきでしょう。30歳/アラサー以上に相応しいメイク方法をお伝えします。
アイラインのひき方
写真:cosme.net
アイラインを濃く引くと迫力が出ますが、悪くいえばケバケバしくなります。リキッドライナーを使っても構わないのですが、細く描けるものを選びましょう。化粧を始めたころは使っていたであろうペンシルライナーがいちばん望ましいです。できるだけ薄めに引きましょう(ナチュラルメイクに切り替えです)。ただ、地味に徹さなければならないわけではなく、ときにはピンク色のアイライナーも使ってください。大事なのは垢ぬけた感じです。大人の余裕と、抜け感を演出していきましょう。
ナチュラルメイクを恐れない
写真:everygenki.com
手抜きと思われるかも知れないと恐れるかもしれませんが、すっぴんならともかく、ナチュラルメイクに眉をひそめるのは女性だけで、少し手抜きだと思われるくらいが丁度いいです。きっちりと若いころと同じように気を付けなければいけないのは、眉だけです。ちゃんと左右対称になるようにしましょう。アイホールの色も薄めで、ハイライトカラーを心がけてください。
ファンデーションの色と塗り方
写真:cosme.net
ファンデーションはマット系が好ましいですが、クラブや夜のお店に行くのならパール系でも雰囲気が出ます。顔全体に塗るのはやめましょう。派手な印象になりますし、直すのが大変です。塗る範囲は顔の中心に限定して、すぐに直せるようにしましょう。30代以上になると化粧のノリが悪くなり、修正する機会も増えます。塗り直ししやすい薄付きのファンデーションを使いましょう。また、手の甲で肌の色を判断するのではなくて、首で判断しましょう。また、シミや日焼けなども考えていかなければならないので、UVカットできるものや、保湿力のあるものも使ってください。多少値は張りますが、今後のためです。
チークをどう活用していくか?
写真:hadalove.jp
チークはトレンドの移り変わりが激しいです。昔のままのチークの付け方をしていると、古臭いと思われてしまう危険性があります。殴りチークが悪いわけではないのですが、目の下のチークはあまり歓迎されません。ツヤと健康さが演出できる発色のいいものを選びましょう。赤みがあると若く見えますし、血色がよく見えます。自分が笑った時に上にくる箇所にチークをそれとなく施しましょう。
口紅(リップ)との付き合い方
写真:pinterest.jp
マットな質感でもグロステクスチャーがあっても、それほど関係はありません。大切なのは色の明るさです。落ち着いた色を使いましょう。それに、グロスのみで仕上げても大人な雰囲気を醸せ出せます。コーラルやオレンジが望ましいですが、ピンク系でも構いません。明るいファンデーションやチークなどを、30歳を超えた人間が使っていると少し目を悪い意味で引いてしまうのですが、口紅の発色がよくともシックな雰囲気にまとめてくれます。赤リップは印象的で、肌のくすみやしみなどに目をいかせない効果もあります。ここぞというときは、少し「気合が入ってるな…」と思われるくらいの色の口紅をつけましょう。
まとめ
写真:cosme.net
肌の衰えなどを厚塗りで隠してしまうと、むしろ逆に老けて見られます。自然なナチュラル感を演出しましょう。年をとっても美しく居られないといったことはなく、むしろ昔は「大人っぽすぎるな」と思っていた口紅やアイライナーが、逆に似合うようになっていたりもします。お化粧を楽しんでいきましょう。