朝起きた時に前髪がうまく決まらなかったり浮いてしまって思い通りにならないことに悩んでいる方は多く、1日中気が重い日を過ごすことも考えられます。うねる前髪に必死になって格闘する毎日にさよならしてキレイなストレートにするためには、まずは原因を探ることが大切です。
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前髪が決まらない原因の大半はくせ毛か生え癖で、遺伝によるものが7割近くあるといわれています。毛根の形によるくせ毛は先天性のものが多く、生え癖は皮膚が伸びたり縮んだりすれば変わっていくもののため後天性といわれています。
写真 : 沖縄市 美容室☆Hair Dco – てぃーだブログ
特に母親がくせ毛の場合子供もくせ毛になりやすいですが、他にもケラチンのバランスや毛穴の詰まりに血行不良による栄養不足も考えられます。小さいころはストレートヘアだったのに大人になったらくせ毛になったという方は、成長期によるホルモンバランスの変化で起こっています。
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1度うねってしまった前髪をいくらまっすぐにしようと思っても、ちょっとした技がないと思い通りのスタイリングができません。前髪をキレイにストレートにセットするブローの方法とステップを覚えることが大事で、最初は時間がかかりますが慣れてくると5分ほどで完了します。まずはうねりを修正するために髪に水分を与えますが、シャンプー後にタオルドライしたときの状態をイメージして根元からしっかりかき分けながら水をかけていきます。こうすることで内部まで水分が浸透してうねりが取れやすいうえに、潤いも与えられるため髪にハリとコシがでてきます。乾いた状態で必死に伸ばすよりも遥かに時間短縮になるため、このステップは絶対手抜きしないでください。使用する水分はできればミストスプレーやトリートメントシャワーがベストですが、安価で済ませたいという場合は精製水でも構いません。しっとり系のものより前髪の軽やかさを失わないタイプのほうがよく、ダメージケアや毛先用はべたつくおそれがあります。水道水は塩素で前髪を痛めてしまう恐れがあるため、できるだけ避けたほうが無難です。水分を与えたらすぐにブローに入らないと癖を悪化させるだけでなく、自然乾燥によりダメージを与えてしまうため放置は厳禁です。
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ブローのコツはただ乾かすだけでなく手で前髪を引っ張りながら乾かすことで、前髪をつかんでドライヤーを根元からかけていきます。この時のポイントは手で十分に前髪を引っ張ることですが、痛くなるほど引っ張る必要はなくしっかり芯から伸びるのを実感できるぐらいに行っていきます。引っ張る方向は前方向だけでなく左右に引っ張るのもポイントで、ドライヤーも左右からしっかり当ててブローすることでくせ毛を矯正することにつながります。左右どちらかに流してセットしたい場合も普段流す方向とは逆方向へしっかり伸ばすことで、ハリのある前髪を作ることができます。手ぐしである程度乾いてきたら次はロールブラシに持ち替えて、ブラシにしっかり絡めながら同じように前方向や左右に伸ばしていきます。ドライヤーの風を髪の流れに沿ってあてると髪表面のキューティクルが整えられ、つやつやの天使の輪を出すことができます。毛の流れに逆らうとキューティクルが剥がれ落ちてつやのないバサバサの髪になってしまうため、ブローの際の風の流れには十分注意してドライヤーをあてていきます。
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前髪が十分に伸びたら土台作りは完成となり、ここから自分が望む形にブローしていきます。好みの形にセットできたら最後にドライヤーで冷風をあてることでキープさせることができるため、必ず忘れないようにします。これで毎日美容師にセットしてもらったような前髪を作ることができ、朝から楽しい気分になります。