子どもが幼稚園や保育園に行くようになると、巾着袋や手提げバッグ、上履き入れなどを通園時に使うようになります。今時は必ずお家の人の手作りで、と指定があることはほとんどありませんが、周りを見渡すと手作りっぽい小物を持っている子どもばかりに見えてしまいます。子ども同士で、これは買ったバッグ、これはママに作ってもらったバッグなど話すことがあるみたいだし、やはり手作り小物のほうがいいのかな、と思ってしまいますよね。でも!大丈夫です。普段は裁縫なんてやったことがない人でも、基本さえ押さえれば、簡単に子ども小物が作れます。
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まず、1番簡単な手提げバッグから作ってみましょう。用意するものは、キルティングの布と、持ち手だけでできます。キルティングの布は、沢山の種類があるので、好みのものを準備します。大きさは、作りたいバッグよりも3センチほど大きめに切ります。持ち手も、作りたい長さよりも5センチほど長いものを2本準備します。バッグに使うキルティングは、自立するくらいハリがあるものがおすすめです。生地が薄すぎると、バッグの形が保たれずに見た目が悪くなってしまうし、使いにくくなります。そして、持ち手も幅広で、ある程度硬さのあるもののほうがつかみやすくなります。皮などしっかりした素材は、ミシンで縫う時に大変なので、ほどほどの硬さのものが良いでしょう。point 381 | 1
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作り方は、まず、バッグの布の端の処理をします。ミシンにジグザグ縫いの機能があると思うので、4辺とも周りをぐるっとジグザグミシンをかけます。これで、布地がほつれてくることがなくなります。
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その後に、持ち手を付けます。バッグの上になる部分で、バランスの良い場所に持ち手を仮止めします。同時に、バッグの上端を内側に1.5センチほど折り込んで布端が表から見えないようにします。その折り込んだところに、持ち手を挟みます。この時に、持ち手を下に向けて仮止めするのがポイントです。これで、持ち手の切れ端の部分が布地の中に隠れた状態になり、ほつれてくることを防止できます。
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持ち手を仮止めする時には、折り込んだ生地の上端の部分も同時に縫ってしまいます。ここまでできたら、次は本縫いです。布の上端を左右にまっすぐ折り込んで、ミシンで縫います。仮止めした持ち手も一緒に縫ってしまいます。生地が重なる部分は、ミシンの針が入りにくくなるので、ゆっくり目にミシンを動かします。ここまで、できたら半分は完成です。次に、持ち手がついたバッグの布を、表側が内側になるように重ねます。2枚とも表側が内側です。そして、重ねた部分がずれないように、まち針などで止めて、バッグの横の部分と外の部分を縫い合わせます。縫い終わったら、生地を裏返して、表側をだします。これで、手提げバッグの完成です。とても簡単にできてしまいます。これにアレンジすれば、好きなバッグが作れるようになります。簡単なのは、ポケットを付けたり、オリジナルの布をアップリケすることです。アップリケで名前を入れてあげると、子どもも大喜びしてくれます。point 482 | 1
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上履き入れも、これと同じ作り方で、サイズを変えるだけで、簡単にできます。手提げバッグとお揃いの布で作ると、とても可愛いですよね。アレンジとしては、刺繍を入れるのも、簡単にできて個性が出せるのでおすすめです。名前をペンで書いても、洗濯で消えてしまいますが、刺繍は消えることがないので、とてもいいですよ。裁縫が苦手な方だったら、アイロンでつけられるアップリケがたくさんあるので、子どもと一緒に買いに行くのも楽しいです。手作り小物は、工夫すればどんどん可愛いものが出来るようになります。子どもの喜ぶ顔も見られるので、作るのが楽しくなります。ぜひ、手作り小物を作ってみてくださいね。point 361 | 1