神社へのお参りの際や、旅行のお土産に買われていくお守り。世間では手作りお守りというものも存在していて、それは日本において古くから子供や恋人の健康や受験合格などを祈るために送られています。そんな手作りお守りの作り方を解説します。
親しみと温かみを感じる手作りお守り
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手作りのお守りは基本的にフェルト生地なんかで作られます。そこそこ頑丈で入手しやすいためですね。人にもよりますが、基本神社で売られているもののほうがしっかりしています。しかし、手作りには手作りの良さがあります。作った人の温かみや思いを直に感じることができる。それが手作りお守り最大の特徴でしょう。他にもデザインを自由にできるというのも特徴の1つですね。アニメキャラに関連したデザインにするもよし、遊び心をもたせた作品にするもよし。おそろいのものを作って仲を深めるも良しです。本格的なお守りを作りたい方はきちんとした布を用意しましょう。柄は刺繍糸でつけるので、刺繍経験があるとなお良しです。point 390 | 1
折り紙で作るお守り
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手作りお守りの作り方を解説する前に、折り紙でつくるお守りのご紹介。基本的にお守りの素材と言えば前述の通り布、あるいはフェルトです。しかし、折り紙で作るお守りというのもあり、こちらのメリットは折り紙一枚(正確には半分に切るので綺麗に切れる道具が必要)で作ることが出来るということ。折り紙事態に何らかの柄がついていれば柄付きお守りも簡単。無地のものを使えばそこに絵を描いたり文字を書いたりと柄を作るのも簡単という、お手軽な手作りお守りです折り方は結構細かく紹介しきれないので、実際に調べてみてください。欠点は紙なので非常に脆弱だということ。折れたりすると痕が残りますし、水に濡れたりすると台無しになります。ただ慣れてしまえば簡単に量産できる上、折り紙自体がものすごく安いので、子供たちへのプレゼントには良いかもしれません。興味を持った子供に折り紙を教える事もできて一石二鳥です。point 477 | 1
お守りの作り方と、紐の通し方
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お守りに共通しているものは「形」と「紐」です。お守りの紐は「二重叶結び」と言います。形としては二重の∞の形で、円同士に挟まれるように下に1つの円があるというもの。こちらも複雑な結び方なので、詳細は画像で作り方を解説している所を見つけてください。「二重叶結び」にはちゃんと意味があって、結び目の表と裏を合わせると「叶」という文字になるのです。具体的には表がひし形の四角で「口」に、裏側は十字になるので「十」に、合わせて「叶」となるわけです。お守りだけでは無く祝儀袋の水引にも使われている演技の良い結び方です。結び方を覚えておくとお祝いの際に役に立つかもしれませんよ?point 375 | 1
フェルト・布のお守りの作り方と中身
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実際に作り方に移りましょう。まずはフェルト・布を用意して、想定している全長の倍と、横幅の分をほんの少し余裕を持たせて切り取りましょう。なぜ全長の倍かというと、基本的に折り紙で作る場合もそうですが、お守りは折りたたんで作るためです。折りたたんだら今度は左右を縫って袋状にしましょう。感覚は0.point 243 |
5mm程度を意識して、ミシンでも手縫いでも問題はありません。ただし手縫いの際はできるだけキツく、それでいて形が崩れないようにするという加減が必要ですのでご注意を。縫い終わったら裏表をひっくり返しましょう。これで縫い目が隠れます。柄入りの布を使う場合はこの際裏表が逆にならないように注意しましょう。お守りの形を崩したくない方は、お守りの形に合った厚紙を入れましょう。同時に、お守りに何かしら入れたい方はこの時に入れておきましょう。厚紙にメッセージを書いても構いません。そうして袋口の角を内に入れるようにして、お守りでよく見る形にしたら塗ったりボンドで固めたりして、袋口に穴を開けて紐を通し結んだら完成です。この後にフェルトやプリントアウトしたシールなんかでアレンジしても良し。刺繍で柄をつける時は切り取った後にやったほうが良いでしょう。さて、お守りの中に何を入れましたか?お守りの中身は様々、ただ1つタブーが存在しています。それは中身を開けること。買ったりもらったりしたお守りを開封するとその時点でご利益が無くなってしまいます。お守りは神様や仏様の魂を納めるもの、ゆえに開けてしまうと魂が抜けてしまうのです。point 503 | 1
まとめ
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神社などでお守りを購入したあと、ご縁があるようにと五円玉を入れたりするのはNGです。基本的に中身を見るのはNG、だからこそ自分で中身を決めることができる手作りお守りがあるのです。中身は様々、メッセージを綴ったカードや紙。四つ葉のクローバーやパワーストーンといったご利益のあるものなど。プレゼントする時はしっかりと思いを込めましょう。