漫画アカギに登場する特殊なルールで行われるのが「鷲巣麻雀」です。これは、普通の麻雀とは少し違います。点数の計算方法や基本的な麻雀のルールは同じですが、決定的に違うのが、牌が透けているということです。
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全ての牌が透けているというのではなく、牌の四分の三が透けているというものです。麻雀の牌は同じ牌が四つあるのですが、そのうちの三つが透けていて誰もがその牌が何かを見ることが出来てしまうのです。そして、一つが黒牌という普通は牌です。そのため手作りをしている当の本人以外は見ることが出来ません。鷲巣麻雀と普通の麻雀との違いはこの牌が透けているものがあるということにあります。
手袋をして牌を取る?
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牌が透けているので通常の山から牌をつもるということはしません。牌は麻雀卓の真ん中にある穴の中に手を突っ込んで見えないところから探して取り出します。この時には手探りで牌を当てられないように手袋をして牌を取るということをします。これも鷲巣麻雀の特徴といってもいいでしょう。
専ら自摸を優先する
写真:livedoor Blog
そして、この牌が透けているということがこの鷲巣麻雀では決定的に重要なこととなります。というのは、これによってあたり牌がほとんど誰の目にも分かるということになるのです。何しろ、手中の四分の三が全員に見えるという状態で手作りをしていくわけですから、これは当たり牌が分かるのも当然の事ですし、手が進んでいるのかどうかなどもほとんど分かってしまうということになります。そのような状況下で麻雀をするというかなり異質な状態ということになるでしょう。そのため、ほとんど周りからの放銃は期待できないことにもなります。専ら自摸を優先するということになるのも鷲巣麻雀の特徴的なところです。
運の強さでより勝利しやすい
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手の中のほとんどが周りに見えていて、自摸が中心となるということは、運が良いものほど強くなるということになります。絶対的な強運を持つ鷲頭が有利になっているのがこの鷲巣麻雀ということになります。この運の強さでより勝利しやすくしたものが鷲巣麻雀の正体ということになるのかもしれません。
血を抜かれるというルール
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さらには、鷲巣麻雀にはお金が無くて点棒が払えないものは、血を抜かれるというルールがあります。点棒の代わりに注射で血を抜かれていくわけです。そのため死んでしまうことにもなるというルールになっています。つまり、この鷲巣麻雀は麻雀というルールで鷲頭が行う殺人ゲームとして出来ているということが最大の特徴ということになるのかもしれません。