お笑いコンビ・中川家が12月25日、ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」に出演し、20日に放送された「M―1グランプリ」決勝戦を振り返り審査員としての本音を語りました。
「M―1グランプリ2020」では、審査員票を3票獲得した「マヂカルラブリー」が第16代目王者に輝きました。しかしこの結果に、「マヂカルラブリー」のネタは漫才なのか?とネット上では賛否を呼んでいました。
中川家・礼二さんは「マヂカルラブリー」に票を入れましたが、決勝に残った他の2組はそれぞれ2票を獲得しており僅差であったため、ほかに票を入れていたら優勝者が変わっていたでしょう。
兄の剛さんはそのことに触れ「礼二くんもいっぱい多分SNSで文句言われた」と決勝戦後の世間の反応を振り返りました。これに対し礼二さんは「よう言われてるよ。『礼二さんは見取り図に入れると思いました』『しゃべくりなのになぜマヂカルに』みたいなことを。言うときますけど、我々本格派でもしゃべくりでも何でもないんで」と心境を語りました。
また、礼二さんは決勝出場者に対し「完璧な状態でやってほしかった。」としながらも「お客さんも100人ぐらいしかおらんかったから。客と客の間、隙間空いてカスカスの状態やから。その中ではほんまによう盛り上げたほうやと思うけどね」と出演者を気遣う様子も見せました。
優勝した「マジカルラブリー」のネタが漫才なのかという議論には、「どっちでもええやん、そんなこと」「すごいことやからね、寝っ転がってるだけであそこまでやるんやから」と評価。最後に礼二さんは「誰も出んようなるし、誰も審査せんようなるよ。ほんま」と語り、剛さんも「今年は審査員が審査されるM―1でしたね。もう息苦しいわM―1グランプリ。もっと楽しく見たいわ」と審査員としての苦しい立場を明かしました。