8月2日、女優の松岡茉優さんが自身のラジオレギュラー番組である「マチネのまえに」(TBSラジオ)に出演。番組冒頭、松岡さんは9月放送予定の連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS)について触れ、共演した故・三浦春馬さんへの思いを語りました。
この日、松岡さんは「何もなかったかのようにお話していくのが難しいな、と思いまして、ドラマについてのことを少しだけお話しさせてください」と切り出しました。
「もう2週間とちょっとたちますが、とても悲しいことがありました」と話し、三浦さんの死について触れるとともにドラマが一部台本を書き直し、全4話として放送することを報告。
続けて、「この判断、決断についてまっさらの正解というものはないんだろうなと思います。でも、私のとても個人的な気持ちとして、1カ月と少し、相手役としてお芝居を受けていた身として、あの素晴らしい猿渡慶太(三浦春馬)という人物を皆様に観てほしいと思いました。猿くんは彼しかいないなと思います。本当に素晴らしいお芝居を観てほしい」と語り、三浦さんの演技を絶賛しました。
一方で、三浦さんのファンにも配慮した言葉を次のようにしています…
「ただ、もうひとつ強く願っているのがこれ以上皆様を悲しませたり、辛くさせたりするのは避けたいです。ですので、私たちはこの物語を全力で作っておりますが、もし受け取れないかもしれない、辛くて観られないかもしれないという方はどうかご無理なさらないでください」
9月15日から放送予定の『おカネの切れ目が恋のはじまり』は松岡さん演じるモノや恋に一途ですべて計算通りの“清貧女”九鬼玲子と三浦春馬さん演じる金遣いが荒い“浪費男”猿渡慶太による、おカネを通じて繰り広げられるひと夏の恋物語。
三浦さんが亡くなった直後、代役を立てることやお蔵入りまで検討されたようですが、結果的に全8話を4話に短縮し放送が決定。
三浦さんはドラマの公式サイトで「台本を読み進めるのがとても楽しみ」「松岡さんとも現場で話し合いをしながらアイデアを出し合って、よりよいコンビネーションみたいなものを築き上げていきたいと思う」と意気込みを語っていました。
ネット上では放送に対し、《観たら悲しくなるとは思うけれど、最後まで精一杯頑張った三浦春馬を見届けたい》《松岡さんも、お辛いでしょうに、ありがとうございます》《大丈夫!三浦春馬さんは役そのものにしかいつも見えないので、作品を見ている間はむしろ亡くなったことを忘れられます!そこにその役として生きています!》などといった賛同の声があふれています。
また東仲恵吾プロデューサーの「皆様から、三浦春馬さんが演じたこのドラマを見たいという非常に多くのご要望をいただきました」というコメントからも分かるように、今回放送に至ったのは世論に後押しされた結果と言えます。
三浦さんが出演するドラマはきっと多くの人の心に残るでしょう…。