写真だけを見れば、仲が良い兄弟?それともお友達?に見えると思いますが…
実は…この二人は、夫婦であることが分かりました!!
えーーーっ!!
10歳くらいの小学生二人が結婚をした!?と思いきや、実は二人とも当時28歳で、立派な大人なんです!!
これは一体、どういうことでしょうか…
どう見ても子どもにしか見えない二人。
その訳とは、二人ともが「小人症(こびとしょう)」という病気だったことが分かりました。
「小人症」という病気はご存知でしたか?
小人症というのは、成長ホルモンの分泌不全が原因で起こる病気を指します。
低身長が主な疾患であるが、重大な疾患を合併している場合もあるとのことで、治療が必要な低身長として扱われています。
最近では、遺伝子以上の遺伝性が原因であるとの考えもあります。
小人症の寿命に関しては、合併症などが併発した場合を除き、小人症だからと言い、短命ということはないと言われています。
さらに、小人症の家系では、糖尿病や、ガンの発生率が非常に低いことも分かりました。
実は、世界的に有名なサッカー選手メッシも、10歳の頃低身長だと診断されていました。
彼もホルモン投与などの治療を受けていたのです。
サッカー選手としては身長が低い方の169cmです。
しかし、それもホルモン治療をした後の結果であるのです。
しかし、メッシの低身長と、先ほどご紹介した二人の小人症とは、違いがあるのです。
低身長も小人症も、どちらも低身長という定義に当てはまります。
治療を必要としたり、希望する場合は、小人症という名前がついたりします。
メッシの場合は現在、治療しておらず、治療をする必要もないので、小人症とは呼ばないのです。
歴史上、ナチスドイツによって強制収容所に入れられたユダヤ人の中には、「7人の小人たち」として知られている一家がいます。
彼らはオーヴィッツ一家と呼ばれる小人症の一家で、アウシュビッツ強制収容を生き延びたことでも有名でした。
アウシュビッツ収容所では、小人症などの病気を持っていてもガス室に送られて、ころされることがほとんどでした。
オーヴィッツ一家が助かったのは、遺伝的の小人症でありながらも、一家の中に小人症の人と健常者がいるということに収容所の研究者が興味を持ったことが原因でした。
現在でもまだまだ謎が多い小人症。
小人症の主な原因は、ホルモン分泌不足だと言われています。
しかし、まだまだ謎が多い病気で、一般的な認知度も高くありません。
小人症のお二人が結婚をしても、子どものような外見が原因で、差別を受けることも想像されます。
しかし、結婚した二人は28歳で、立派な大人であり、堂々と結婚できる歳です。
見た目が子どもであることで誤解されることもあるかもしれないが、見た目ではわからない病気はたくさんあります。
小人症というのは、どんな病気であるのか、もっと世間に知らせるべきです!
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