2022年7月号の『VOGUE』という雑誌で、歌手の宇多田ヒカルさんがジェーン・スーと対談した内容が現在注目を集めています。
今回の対談で宇多田さんのプライベートに関しての心境を告白していました。宇多田さんは、2013年に母親で歌手だった藤圭子さんを亡くし、2015年に、当時結婚していたイタリア人男性との間に第1子男児を授かっていたことに言及しました。
「親の死と、子供が誕生し自分が親になるという二つが、私は割と近い時期に起こって。親を亡くして初めて、ここから大人になるしかないという感覚がありました。母のことを考える時期にも、愛について学ぶことがあり、それが楽曲を通して表されていくこともありました。」のように話し、「子どもができても、愛というものがわからなかった」と語る彼女は、今年1月に発表した楽曲を作っていた時期に「そうか、私は対象に愛されている感覚を与えたいんだ」とやっと気づけたと言います。
また、作詞作曲について9年近くやっている精神分析の影響を受けていることを明かしました。“精神分析”とはその場で頭に浮かんできたことを話してもらって、分析家が解釈を伝えることで“無意識の領域”を紐解き、苦悩の核心を探ることです。宇多田さんは週3で“精神分析”をしに通っているそうで、“一番の理解者”も精神分析医だと言います。
この対談が掲載されてから、精神分析に興味を持った人が増えている傾向です。掲載日数日後、宇多田さんはツイッターを更新しこのようにコメントしました。
《精神分析に関心を持ってくれた人たちの中に、「受けたいけど高そう」っていう意見をチラホラ見かけるんだけど、私の知る限りイギリスでは料金を自分で決めるよ。誰でも平等にメンタルヘルスケアを受けられるように。昔アメリカでカウンセリングを受けた時もそうだったけど、日本はどうなんだろう…?》
これまで明かされてこなかったことを多くを語った宇多田さん、これからの活躍にも期待したいですね。
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