長く活躍する芸能人というと何人か思い浮かびますが、歌って踊れるとなると、この人の顔を思い浮かべる人も多いです。1955年生まれで還暦を過ぎた今も、一線で活躍を続けています。
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郷ひろみ
1971年にジャニーズ事務所にスカウトされ、俳優活動や歌手活動など活躍の場を広げます。
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特に歌手の方では日本有線大賞、レコード大賞など多くの賞を受賞するトップシンガーに成長します。バリバリのアイドル路線から大人のシンガーに至るまでたくさんの楽曲にも恵まれながら、常にトップを走り続ける郷ひろみには、これといった挫折や低迷期が思い浮かびません。アメリカへの留学や結婚、離婚など人生の岐路には立っていますが、いわゆる「売れない時代」や、下積みは無いように見えます。
スローバラードでもヒットを飛ばしつつ、相変わらずダンサブルな曲では年齢にそぐわないキレを見せ続けます。郷ひろみであり続けることに恐ろしいほどのストイックさを持ち、体を鍛えたり、ボイストレーニングにも意欲的で若さをキープし続けています。衰え知らずのパフォーマンスは、同世代の励みでもあり、若い世代からすると驚異的です。
郷ひろみの引退
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そんないつまで経ってもパワフルな郷ひろみからは、引退の雰囲気は漂ってきません。衰えて引退、というイメージがこれほど湧きにくいアーティストもいません。
引退時期について話した貴重な資料があります。ファンから、「いつ引退をするのか」という質問が投げかけられた時郷ひろみは、「まず一言で言うと大きなお世話」と笑わせた後真面目なトーンで、現段階では考えていない、自分でやれるところまではやりたいと語っていました。また、「ひろみさんもう辞めた方がいいんじゃない?」なんてことは誰にも言わせない、と強烈なプライドを垣間見せるシーンもありました。
いつまでも派手な郷ひろみでいて欲しい
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自分で自分の肩を叩いて、よく頑張ったよね、と引退を想起する場面もありましたが、どうやらまだまだ先のようです。その番組に出演していた司会者も、そんな日が来ることは想像ができない、10年、20年先の話ではないでしょうかと言っていたように、確かにまだまだその日は来そうにありません。
郷ひろみファンもそうでない人も、歌って踊るキレキレの、キラキラの姿をまだ見ていたいと思っているはずです。普段はニコニコと太陽のような明るさで話す一方、一度舞台に上がれば凄まじいパフォーマンスで観客を魅了する姿は、並び立つ者はいないと思えるほど圧倒的です。いつまでも派手な郷ひろみでいて欲しいものです。