渋谷が関ジャニ∞脱退を発表した2018年春の時点では36歳、現在は37歳となりました。
嵐の活動休止のきっかけになった大野智は現在38歳です。
そして、2018年末で芸能活動から引退した滝沢秀明も現在は36歳となりました。
いずれも30代半ばから後半で、大きな決断をしたと言えるのでしょう。
そして、錦戸亮に関しては、少し若いが現在34歳です。
彼もやはり、30代なかばでグループ脱退という決断をしたということになります。
ある芸能ジャーナリストがこのように話しています。
「40代が見えてきたときに、アイドルとしての自分と向き合い、これからの生き方を考えるのではないでしょうか」
「ジャニーズのアイドルは、10代のころから歌って踊り、表向きには笑顔を絶やさない生活を続けています。
ダンスなどは年齢を重ねるにつれ、10代のころのような動きができなくなり、40歳以降の人生について考えるのが、30代半ばということではないでしょうか。
アイドルとしてやり切った、そろそろ自分が本当にやりたいことをやってもいいのでは、と考えるタイミングなのだと思います。
男性アイドルにとって、アイドルとしての“賞味期限”が35歳、そして40歳前後あたりに、“定年”があるような気がします」
また、2016年末に解散したSMAPのメンバーも、最年長の中居正広は現在46歳で、最年少の香取慎吾は42歳です。
彼らにとっても、“40歳”というのが、ひとつの分岐点になったと言えるのでしょう。
「平均年齢が40歳あたりのグループだと、TOKIOやV6、KinKi Kidsなどがあります。山口達也の事件で、ステージ活動ができなくなっているTOKIOはべつとして、V6とキンキはグループ活動そのものは問題なく続いています。
キンキの場合、光一は毎年出演する舞台『SHOCK』を、剛は耳の病状をみながら、個人の音楽活動を行っています。キンキとしては、レギュラー番組と年に1、2枚のCDをリリースし、できる範囲でコンサートを開催しています。
V6は、メンバーそれぞれの個性を活かした活動が多く、グループとしての活動はペースダウンしている状態です。とはいえ、グループとして充実感があるのなら、何の問題もありませんよね」―前出芸能ジャーナリスト
個人がグループでの活動に納得しているのならば、その年齢には関係なく長く存続します。
しかし、グループ全体での活動と加齢の関係性がずれている場合は、ひずみが生じことがあると、前出芸能ジャーナリストが分析しています。
「関ジャニ∞も嵐も、デビュー当初、爆発的に売れたグループではありませんでした。そのため、デビューしていきなり売れたグループと比べると、“賞味期限”のピークが長く続き、グループ活動が優先されてしまいます。
すると、個人の自由な時間を持てず、好きなこともできないまま、どんどん年をとってしまいます。自分を見つめ直す年齢になったときに、グループの一員としての自分と、個人としての自分にズレを感じるのが、35歳から40歳のアイドルの悩みではないでしょうか」
一方、女性アイドルに関しては「25歳定年説」という説があります。
「4月卒業予定のHKT48指原莉乃が現在26歳。ほかにも元モー娘。の道重さゆみや、ももちこと嗣永桃子など、女性アイドルは25歳前後にグループから卒業することが多いですね」―アイドル誌ライター
男女の差はやはり存在するが、“定年延長”してくれることを一番望んでいるのは、やはりファンたちなのではないでしょうか。