先月18日に、「ポケットモンスター」シリーズの最新作「スカーレット・バイオレット」が発売されました。その最新作を購入した人たちから「Amazonで買った商品が届かない」という悲鳴が続出しているようです。
その原因は配送業者による“内引き”があったからだといいます。“内引き”とは、配達員が商品を盗んでしまってお客さんに届かないことを指す業界用語です。絶対にあってはならないことですが、Amazonの2次下請け、3次下請け業者には常識のない従業員が増えているそうです。特にポケモンのように高値で売れる見込みがある商品の時は頻繁に起こるといいます。
「正直バカなのかなと思いました」と話すAmazonの下請けとして配達員をする従業員がいました(以下Aさん)。Aさんも、ポケモン新作“内引き”が大量に発生して大問題になった現場にいたといいます。
内引きをしたのは、新入社員の2人の従業員で、お客さんに届けるはずの40本以上のポケモンを盗み、リサイクルショップに売っていたといいます。発売日は多忙なうえに、配達用の車には監視カメラなどもついていないので、盗むことは難しくないそうです。しかし、すぐにバレるのにわざわざやるなんて、正直バカだと言っていました。
Aさんの会社には「ポケモンが届いていない」という苦情が殺到し、すぐに事態が発覚し、“内引き”をした2人の従業員は「そんな荷物は最初からなかった」と報告したといいます。
Amazonでポケモンを購入したものの発売日に届かなかったという30代女性は、「息子へのプレゼントで、ポケモンのソフトを買いました。サイトによって特典が違うので別々のサイトで買い、その日はずっと待っていました。でもAmazonで買った方だけ一向に届かなくて、問い合わせると『投函先を間違えていた。回収して届けます』と。結局2日後に届いたのですが謝罪もなく、しかも楽しみにしていた特典もついておらず、結局返品して楽天で買い直しました」と不満をもらしていました。
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