皆さんは、今タピオカブームが巻き起こっているのをご存知ですか??発祥の地でもある台湾から、タピオカ人気店が東京を中心に上陸し、店舗数を増やしつつあります。また、「インスタ映え」効果も相まって、若い女性を中心に、日本オリジナルのタピオカ専門店も増えています。そんなタピオカ独特の“もちもちの食感”を求めて、連日長蛇の列ができているのですが、先日、タピオカドリンクの飲み過ぎで病院に搬送されるという驚きのニュースが飛び込んできました。
『AsiaOne』によると、中国東部の浙江省に住む14歳の少女が5日間もの間、食事を取ることもままならなないほどの腹痛と便秘を訴えていたため、両親に連れられ地元の病院に行ったといいます。
すると、診察した医師たちは驚きを隠せませんでした。なぜなら、CTスキャンで少女の腹部を撮影した結果、少女の胃や腸の中に役100個以上のつぶつぶの丸い影が発見されたのです。
少女を問いただすと、「5日前にタピオカドリンクを1杯だけ飲んだ」と説明していた事から、これらは消化されていないタピオカだということが判明しました。しかし、治療にあたったチャン・ルージン医師は、「これほど深刻な症状になるには、かなりの量のタピオカを長期間にわたって摂取する必要があるだろう」と明かしていて、「少女は両親から怒られないよう真相を隠しているのでは」と医師たちは疑っている様子でした。
また別の医師は、記者からのインタビューに対し、タピオカはデンプンから作られており、体内で消化しにくい場合があると注意を促しました。それだけではなく、タピオカは粘着剤や防腐剤などの添加物が加えられているものがあり、継続的に摂取すると今回の少女のように“胃腸障害”を引き起こす可能性があるそうです。幸い、少女は便秘を解消する下剤によってタピオカを体外へ排出できたため、現在は退院しています。
今回のような「タピオカ」に関するニュースは、初めてではありません。実は、2015年の中国山東省の東部にある、青島市で販売されていたタピオカミルクティーを飲んだ女性が、体に異変を感じ、病院でCTスキャンを受けたそうです。すると、胃の中におびただしい数の消化されていないタピオカが映っていたといいます。
しかし、問題はタピオカドリンクの飲み過ぎではありません。
近くの地元テレビ局の記者が、タピオカの販売店の担当者に取材したところ、「タピオカはすべて化学工場で作られており、端的に言えば、革靴と古タイヤから出来ている」と白状しました。当時、専門家は、このタピオカを飲むと「腸閉塞になる可能性がある」と警報を鳴らしていて、中国メディアでは、ショッキングなニュースとして取り上げられていました。
日本にも海外から続々と飲食店などが進出していて、特に食べ物などは、夏になると食中毒などの危険性も高くなってきます。流行っているからといって何も知らず便乗してしまったり、過剰摂取してしまうのは気をつけたほうがいいかもしれません。