海外ニュースサイト『Oditty Central』は4月17日、中国・広東省に住む25歳の女性が、喉に引っかかった魚の骨を取ろうとして長さ13センチもある金属製のスプーンを誤飲する事件があったと報じました。このように、魚を食べていて骨が喉に引っかかってしまった経験は、誰しも一回はあるのではないでしょうか。中国では、そんな些細な出来事が大事故に発展してしまったようです。
スプーンを飲み込んでしまった女性の悲劇
記事によると、女性は金属製のスプーンを使って喉に引っかかった魚の骨を取ろうとしたところ、うっかりスプーンが指から滑り落ちてしまい、飲み込んでしまったそうです。しかし、女性は特に痛みを感じなかったため、女性の住む地域はイベントシーズンで大騒ぎいているなか、こんなことで医者に行くのは大げさだと遠慮していたそうです。
それから4日後、ようやく病院に行くことにした女性は、経緯を医者に話しX線検査をしたところ、胃の中に大きな金属製のスプーンが引っかかっているのが確認されました。さらに、金属製のスプーンは胃の中で膨張し、腐食が始まっているという非常に危ない状態でしたが、除去手術は成功に終わりました。女性の容体も安定しているそうです。point 217 | 1
この事件が報道され、SNSを通して拡散されると、ネット上では「なぜスプーンで魚の骨を取ろうとしたの?」「胃の中にスプーンだなんて、考えるだけでゾッとする!」「一体どうやったら13センチもあるスプーンを飲み込めるの?」など、驚きの声が上がりました。
他にも、体内に異物が混入してしまった事件はいくつかあります。point 207 | 1
体内に異物を取り込んだまま過ごす男達
2018年10月には、中国に住む26歳の男性が酔った勢いで賭けをし、罰ゲームとして長さ20センチほどもあるスプーンを飲み込んだまま1年も生活するという驚きの事件がありました。その男性は、飲食に全く支障がなかったため、スプーンが食道に引っかかっているままの状態で、1年ほど普段どおりに生活していたそうです。
しかし、ある日突然呼吸もできないほどの胸の痛みを訴え、男性は病院に搬送されました。診断の結果、食道に詰まったスプーンは粘膜に覆われ、食道内に大量の雑菌が繁殖し、感染症を引き起こしていることが判明。しかし手術によってスプーンは無事摘出されたので、男性は健康を取り戻したそうです。
また、2019年1月には同じく中国に住む29歳の男性が、誤って爪楊枝を飲み込み、その爪楊枝が心臓に刺さってしまったため緊急手術を受けるという事件がありました。なせ爪楊枝を誤飲してしまったかというと、男性は自分の酒を他の人のものと区別するために、グラスに爪楊枝を入れておく癖があったそうです。そのため男性は気づかずに爪楊枝を飲み込んだ可能性が高いと報じられています。誤飲してから3・4年間、男性は胸の痛みと40℃を超える高熱による体調不良に悩まされていたそうです。point 285 | 1
地元の病院では原因がわからなかったため、大きな病院で検査を受けることとなったのですが、そこで爪楊枝が心臓に刺さっていることが判明したそうです。体内で爪楊枝は気道に刺さった後、徐々に肺に到達し、そこから心臓に刺さったとみられています。大手術を経て爪楊枝は心臓から無事に取り除かれ、男性は助かったとのことでした。point 212 | 1
まとめ
このように、異物を誤飲してしまうことは誰しも起こり得る状況です。しかし、問題がないからといってそのまま放置してしまうと、結果、深刻な状態を招く場合もあります。あなたがもしも異物を飲み込んでしまったら、たとえ痛みがなくてもすぐに病院に行くことを心がけてください。