4日に放送された俳優・木村拓哉(48)さん主演のフジテレビ系ドラマ「教場II」。昨年、フジテレビ開局60周年特別企画ということで放送され、大絶賛されたスペシャルドラマです。地上波初放送となったテレビ朝日「天気の子」などと激突しましたが、同時間横並びトップの高視聴率を獲得しました。
しかし、昨年放送された第1弾は今回の2夜と比べると視聴率が下がってしまっています。では、なぜ昨年よりも数字は下がってしまったのでしょうか。
放送終了後の今月5日、「教場II」の世帯平均視聴率は13.2%と発表。1月3日、第1夜の視聴率は13・5%、個人8.1%をマークと裏番組を圧倒していました。しかし、昨年放送された第1弾は2夜とも15%超(15・3%、15・0%)。
今回、前回の視聴率を超えられなかった理由としては、”キャスティングの弱さ”が上げられているようです。
「昨年の198期生には、大河『麒麟がくる』(NHK)のスタート前に沢尻エリカ逮捕で急遽代役が決まったばかりの川口春奈(25)、女優としてめきめき評判を上げている大島優子(32)、葵わかな(22)が女子訓練生にいました。男子も、林遣都(30)、工藤阿須加(29)、三浦翔平(32)と主役級が揃い演技も見応えがありました。」と、改めて俳優陣を振り返ると、豪華すぎるメンバーの数々。
「しかし、今回の200期生は、まだまだ知名度のない俳優が多かった。もちろん、濱田岳(32)や眞栄田郷敦(20)くらいはわかりますが、女子は似た感じの子が多い上に展開が早いため、これはどの子だっけということになりかねない。上白石萌歌(20)はその中でも目立ちましたが、彼女は前作ラストに登場した三浦貴大(35)ら199期組からの復学ですからね、やはり今回はキャスティングが弱かったと言わざるを得ません」と確かに、前回と比べると矢本悠馬(30)さん、杉野遥亮(25)さん、「Snow Man」目黒蓮(23)さんなど若手の俳優が多かったように感じます。また、199期の中には、伊藤健太郎(35)さんがいましたが、逮捕の影響で今回は、ジャニーズWESTの重岡大毅(28)さんが代演しています。
他にも、放送日が影響しているとの見方もあります。昨年は1月4日(土)、5日(日)の放送でしたが、今年は3日(日)と4日(月)の放送。また、放送時間も前作に比べると長く、2夜とも11時半近くまで。4日が仕事初めの人も多く、遅くまで、重く暗いドラマを視聴できないという意見もあるようです。
しかし、前作より視聴率は落ちたものの、スペシャルドラマの視聴率としては良い数字ですし、今回放送したドラマでの最後は、衝撃のシーンで終わっています。この終わり方だと第3弾も期待できそうです。