「紅白歌合戦」といえば、新しい年を迎えるのに欠かせない番組ではないでしょうか。しかし、昨年に放送された同番組は、第2部で史上最低の平均視聴率37・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録しました。この視聴率を巡って、局内は大混乱だといいます。
令和初の紅白は、松任谷由実さんの「ノーサイド」からビートたけしさんの「浅草キッド」、さらに、米ロックバンドのKISS、AIで再現した美空ひばりさんなどという豪華なメンバーで演出され、何かと話題になりました。しかし、視聴率には響かず第1部の平均視聴率が34・7%、第2部は史上ワーストとなる37・3%となりました。point 213 | 1
「2018年の第2部は41・5%だったので大幅下落です。やたらラグビー日本代表を引っ張り出し、若者に人気のある米津玄師がらみをちりばめましたが、演出が無理やりすぎて視聴者がついていけなかったのでは? 出場歌手が豪華である半面、決定力に欠けた印象です」(テレビ関係者)
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テレビ関係者はそう指摘しますが、最近は若者のテレビ離れが加速しており、ドラマ業界でさえ15%なら視聴率上位となるのが今の時代です。しかし、これほどまでに問題となっているのは、国民的歌番組を掲げるNHKだからこそだといいます。局内では、早くも今年の紅白をめぐり、制作局と報道局が大バトルを繰り広げています。point 211 | 1
「今年の制作費は10億円、目標は前年超えで2部は45%に設定されたんですが、放送時間と予算について、水面下で分捕り合戦が始まったんです。例年なら、制作局の言い分が120%通るんですが、今年は風向きが怪しい。今回の視聴率に、報道局から放送時間を削るよう求められている。その分、予算も削られるということです」(事情通)point 217 | 1
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NHKの問題は制作費が削られてしまうことだけではありません。3年連続総合司会を務めている内村光良さんが「今年の紅白はやらない」と言い出したといいます。
「昨年の段階でオファーして内諾を得ていたそうですが、一転、辞退するというのです。ワースト視聴率を取ったのが理由の一つ。そして内村が座長を務める同局のコント番組『LIFE』をモチーフにした演出が、ネット上で『クソつまんねえ』と酷評され、内村さんはすっかり自信を失ってしまったようなんですよ」(芸能関係者)
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早くも不安要素が山積みな紅白歌合戦ですが、総合司会には嵐の櫻井翔さんの名前が挙がっているんだとか。しかし、櫻井さんは一般女性との熱愛がたびたび報道されていることから、アンチファンが多いことも視野にいれなければなりません。老若男女から支持される必要がある総合司会の代役に、スタッフは頭を抱えているといいます。point 210 | 1