育て方の工夫が必要!?男の子・女の子
日々の子育ては、波乱の連続です。
子供は、親が全く予想もしていない様な行動ばかりしますよね。ついつい怒りたくなってしまうのも、仕方のない事・・。
しかし本当は怒らずに、子供の個性を伸ばしてあげたいと思っているのが親心ではないでしょうか。
そんな決して一筋縄ではいかない育児、実は男の子と女の子それぞれコツがあるのを知っていますか?
男の子も女の子も、それぞれの性格を尊重する育児のコツをご紹介します。
男の子と女の子、どちらを育てるのが大変?
子育てには、いろいろな局面や成長段階があります。
だから、ひと言でどちらが大変とは言い難いもの。人気育児書「Bright from the Start」の著者であるスタム博士らは、子育ての局面ごとに、男の子の方が難しいこと、女の子の方が難しいことがあるとし、それらを次のように分けました。
男の子と女の子、大変なのは…
- しつけの難しさ ⇒ 男の子
- 身の心配 ⇒ 男の子
- コミュニケーション面 ⇒ 幼少時は男の子、後に女の子
- 自尊心の発達 ⇒ 女の子
- 学校生活 ⇒ やや男の子
その子の個性によっても変わってきますので賛否両論かと思いますが、いかがでしょうか?
中には、3つめのコミュニケーション面の「後に女の子」を不思議に思った方もいるかもしれません。これは、女の子はコミュニケーション上手なあまり、大きくなるにつれ、それにどっぷりと浸かり過ぎる傾向あるためです。今はLINEなどのSNS上でのコミュニケーションもエスカレートしているので、それを懸念しているのでしょう。
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男の子はおだてて育てる
幼児はもちろん大人まで、男性を動かすルールはこれだけです。男の子は根が単純で、「上手にできたね」「がんばったね」「頼りになるね」「カッコいいね」と褒められ、おだてられると嬉しくなり、やる気になって行動します。多くの母親は男の子に手を焼いていますが、それは女の子を扱うように男の子を育てようとするからです。
女の子は手本(型)を示して育てる
一方の女の子は、親(特に母親)が「手本やルールを提示してあげる」のが基本です。女の子は男の子よりも人間への関心が強く、人を観察する力が鋭いのです。
子どもが最初に他者と出会うのは母親。すなわち、母親が子どもと信頼関係を築き、人生の先輩として立ち居ふるまい、礼儀作法、コミュニケーションの手本を示してあげると、そのとおりにマネしてくれます。
お母さんがいつも笑顔で、明るく、礼儀正しく、人に優しくふるまっていれば、子どももそのとおりに育つのです。
女の子は「ルール/集団の調和をもたらす決まりごと」を好む傾向があるので、「手本を示す」→「マネさせる」→「努力を褒める」を繰り返していくと、しつけも勉強も習い事もどんどん成長していきます。
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男の子は競争心をあおると乗ってくる
ルールを教えるのが難しいのが男の子です。
女の子に接するように母親が手本やルールを示しても、男の子はマネするどころか、わざと反対のことをしたりします。
男の子は型にはめられること、命令されること、手出し口出しされることを嫌うのです。
「自分で試してみたい!」「人と違うことをしてみたい!」という欲求が女の子の何倍も強いのです。
このことを知らずに、多くの母親は「ああしなさい」「こうしなさい」と命令で動かそうとしますが、男の子には通用しません。
男の子を動かすには、「母親に褒められたい」心理を利用しましょう。
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女の子は たくさん褒めて!
女の子には、大袈裟だと思う位たくさん褒めてあげましょう。
ふとした時のしぐさや行動、言葉や表情等に対して褒めてあげると「これが良い事なんだ」とこどもに伝わり、また褒めてもらおうと行動します。
また「良い子ね」「優しい子ね」「素敵ね」等、綺麗な言葉で褒めてあげると効果的です。
いわゆる「褒めて伸ばす」とも言える育て方になりますが、特に女の子には大変有効なのです。
こうしてたくさん褒められる事により、こどもは親からの愛をしっかりと感じる事ができます。
すると成長しても親からもらった愛がしっかりと支柱となり、芯の強い女性になっていくと言われているのです。
性格を尊重する育児を!
これまで男の子、女の子それぞれのコツを見てきましたが、一番大切な事は「その子にあった育児」です。
「男の子だから、女の子だから、○○しなければならない」という事は決してありません。
またそれぞれのコツは、実は男女関係ないとも言えます。
ご紹介したコツは、それぞれの性別によってその傾向が強いというだけなのです。
どうしても、イライラしてしまう事が多々ある育児。
しかし子供の行動を制限するばかりではなく、その子供の個性を見出す事を意識してみましょう。
するとイライラしていた子供の行動が、その子供の能力開発に繋がる可能性も多いにあるのです。
それぞれの性別にある脳の違いを頭の片隅に置いて、型にはまりすぎない育児をする様に心がけてみましょう。